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情報の信頼性
ユーチューブ動画を観ていると自分が関心がある分野の動画が閲覧候補として挙がってきます。
サムネイルを観て何となく観始めると思った以上に興味深い内容だったりします。
自分がこれまで知らなかった情報をユーチューブでは知ることが出来ます。
それは、ここまでユーチューブの利用者が多い訳で多くの人達が知っている事なのですが、その実状が大事な訳です。
テレビや新聞などの日常で触れている情報とは違う情報を知ることが出来る。
そのことの価値がとても高いと思うのです。
例えば今の時期、アメリカ大統領選挙が控えています。
テレビで放映している日本の情報番組では、民主党(カマラ・ハリス氏)、共和党(ドナルド・トランプ氏)の二人の候補者がいますが、たいていは民主党候補のカマラ・ハリス氏を好印象に持たせるように報道しているように感じます。
かたやトランプ氏に対しては、世界を波乱に陥れるような自分勝手なイメージで伝えられている感じがします。
私たちが普段目にし易いメディアを観ていると二人の候補者を伝えらえたままのイメージで捉えてしまいますが、ユーチューブをのぞいてみるとどうでしょう。
テレビで報道している内容とは、逆の印象で伝えられている動画が多いです。
カマラ・ハリス氏には、アメリカ大統領をとても任せられないという意見、トランプ氏に対しては、大きな勢力に対抗する自由の闘士という印象です。
正反対に思える二つの情報。
どちらが真実なのでしょうか。
情報の信頼性を見極めるのは、どちらが真実なのかは、事実に実際に触れていない以上分かることはないのでしょう。
それでは、大手マスメディアやネット上の情報を得た場合、その信頼性はどのように判断すれば良いのでしょうか。
考えられるのは
①情報源。誰やどこの企業が発信しているか
②情報の質。事実が発生した時間、場所を動画や音声で保存している
③発信された情報が長期間劣化しない
④違った情報源からの同質の情報の多さ
⑤情報に対する賛同の多さ
と挙げては見ましたが、実の所どれも事実を正確だと決められる物はないのではないかと思います。
①の情報源は、信頼できるはずの大手マスメディアでさえ、偏りがある報道があるのではないかと言われています。それはネットでの個人配信が盛んになることによって明らかにされて来たと思います。
②現場に居合わせた人が撮影した動画などは信憑性が増しますね。事実を突き付けられている気がします。ただし動画や音声のフェイク作成が容易な現代は、リアルな映像を見せられてもすぐに信じてはいけませんね。
③情報の生存期間というのは、信頼性を高められる大事な要素ではないでしょうか。長い時間という人では操作が出来ない要素により価値が与えられている。長い期間を様々な人の目にさらされて生き残っている訳ですから、自然と信頼性は増しますね。
④と⑤は情報の受け手としては、単純に情報操作がされやすい訳です。逆に偽の情報を流すときは、この手法を使うのかも知れません。
情報の判断の仕方をいくつか挙げましたが、どれも確実だとは思えませんね。
結局は、自分の信条や感性にまかせて、この情報は正しいのだと自分で捉えるしかないのかも知れません。
また、私自身どう感じているかというと「分かりやすい」「美しい」「興味深い」と感じる自分の中にストンと落ちて来る物は、信じても良いと思えています。
ネットの繁栄により生み出された物は数多くあるでしょうが、もっとも有益な物のひとつに「情報の発信」があるのでしょう。
それには良い面、悪い面、両方持ち合わせているのでしょうが、その融通の利かなさがより情報の価値を高めているとも感じます。