お盆
お盆の時期がやってきました。
夫を亡くすまではお盆ということを特別意識したことはありませんでした。
子どもの頃は迎え火、送り火、お墓参りはしていました。他の準備は両親や祖父母が行っていました。特に帰省するということや出かけることもなかったので変わらない日常を過ごしてきました。
夫を亡くしてからはお盆は特別な日ですし、しんどいと感じるものでもあります。
初盆はお盆が嫌で仕方なかったです。お盆は帰省時期で周りは楽しそうにお盆期間のことを話すのについていけませんでした。そして初盆なのに休みが取りづらかったのがつらかったです。
迎え火、送り火はしましたが、夫はどこか帰ってくるのだろうか、いつも側にいてくれるのではないのか、と頭が混乱していました。そして何でこんなことをしているのか不思議で悲しくてなりませんでした。
翌年からは何となく周りの賑やかな雰囲気にも耐性がつき、流すことができました。
今年も早めにお墓参りを済ませました。
お盆は仕事のため何気ない日常を過ごすと思います。夫がどこからか帰ってくるのか、側にいるのか、いないのかわかりません。ただお盆はいつも以上に夫のことを考えてしまうものです。幸せな思い出も悲しい思い出も。
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