若年死別
死別してから約3年。久しぶりに言葉をつづりたくなりnoteを始めてみた。
きっと書いては消してを繰り返すことはあると思う。そのなかでも今の気持ちを書いてみたくなった。
死別した当初とは時間も経過しており、感じ方も変わっている。ただ昔の自分を俯瞰してみれるようになったとも思う。
私は30歳のときに夫と死別している。
突然の出来事で現実味がなかった。そんな状態でも葬儀を執り行わなくてはいけなくて、やらなくてはいけないことに追われていた。冷静なつもりでいてパニック状態だった。そのなかで覚えているのは「喪主として立派に夫を送り出したい」という気持ちだった。喪主なんてしたことがなかったからどうすればいいのかわからなかった。今考えればもっとこうすればよかったと思うことも多いがあの時の私には精一杯だったと思う。
半年経った頃に「喪主として頑張ったね」って言われて涙がでた。私にとってはやらなくちゃいけないことだったけど、そこで初めて「自分は頑張って喪主を務められたんだな」と自分を肯定することができた。
これまでわかちあいの会に参加したり、同じ境遇の方とお会いしたり、グリーフを学んだり、思い出の地に行ってみたり、クリニックやカウンセリングに通ったり、休職したりと自分なりにいろんなことを通して今の私にたどりついている。
悲嘆反応はいまだに続いている。その中でも今の生活に適応してだいぶ楽に過ごせるようになってきた。悲しさと共存しながら生きている。そんな私です。
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