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死別後に読んでよかった本

死別後は集中力も落ち、活字が読めなかった。
そのなかでも読みやすかった、読んでよかったものを記録。

コーヒーが冷めないうちに 川口俊和
とある喫茶店の物語。現在シリーズで4冊刊行されています(2024年6月時点)。映画化もされています。

あの日に戻れたら、あなたは誰に会いに行きますか?
あなたの戻りたい過去は、いつですか?
「過去に戻れるのはカップがコーヒーで満たされてから
冷めてしまうまでのあいだだけです。」

コーヒーが冷めないうちに


もしものせかい ヨシタケシンスケ
絵本というと子どものイメージですが大人の心にも優しく寄り添ってくれました。そして「もしものせかい」に少しだけ心が救われました。

「やあおはよう。とつぜんでもうしわけないんだけど ボク もしものせかいにいくことになりました----」 いつもいっしょのあの子がどこかへ行ってしまう。 どうして君なの? どうして今なの? 大事なものを突然失ったとき、思いがけない別れが訪れたとき。 心にぽっかりと空いた穴は、どうやって埋めたらいいんだろう。 なんども読み返したくなる優しい物語。

もしものせいかい


大切な人を亡くしたあなたに知っていてほしい5つのこと 井手敏郎
グリーフについて知れる本です。文章量的にも内容的にもわかりやすく、読みやすかったです。

死別を経験したときに、私たちには一体どんなことが起こるのでしょうか。
深い心の傷を負っている方々に、私たちはどのように向き合えばいいのでしょうか。
私はその答えを探し、日本、アメリカ、ドイツで悲嘆支援の専門家や当事者の方々の話に耳を傾けてきました。
この本では、大切な人を亡くした方の拠り所として、日本グリーフ専門士協会がインターネットで開催している「グリーフサロン」を紙上に再現しています。

大切な人を亡くしたあなたに知っていてほしい5つのこと


月夜の森の梟 小池真理子
死別を経験している著者の喪失エッセイ。言葉に共感することも多く、心に響きました。

作家夫婦は病と死に向きあい、どのように過ごしたのか。残された著者は過去の記憶の不意うちに苦しみ、その後を生き抜く。心の底から生きることを励ます喪失エッセイの傑作、52編。

月夜の森の梟

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