【DALF記録⑧】体験記

日本語の情報が少ないDELF/DALF。
私の申し込みから、当日の体験を書いていきます。

申し込み

2024年秋期の申し込みは8月末から約1ヶ月で、私がエイヤッと申し込んだのが9月9日のことでした。
受験したい日仏学院のサイトから、クレジットカード決済で申し込みました。
後で知ったことですが、東京・横浜・関西は早い段階で満員となり、
北海道や沖縄へ受験しに行った方をSNSで見かけました。すごい！
というわけで、早めのお申し込みがおすすめです。

口述試験の日程と受験票送付

10月に入ってから、日仏学院のサイトで「口頭表現の日程」11月3日（翌日）が記載されていました。ただ、2週間前になっても受験票が来ないので電話してみると
「人数が多く調整しています」と日本人女性の親切丁寧な回答でした。
そして、試験一週間前、メールにて受験票が来ましたが
口頭表現の日程が２日になっている。
つまり、口頭表現が２日午前、筆記試験が２日午後。
そんなパターン聞いたことないしサイトと違うので不安すぎて、また電話で確認。
また親切丁寧に答えていただき「遠方からだと申し訳ないのですが･･･」と
優しいお言葉まで。いや、近くなのです、すみません。

当日、用意したもの

・メールで来た受験票を印刷したもの
・写真付き身分証明書
・黒ボールペン、修正テープ
・赤ペン、蛍光ペン４色、鉛筆
・水筒
・軽食（ゼリードリンク、おにぎり、飴など）
・復習用ノート（社会問題についてフランス語で書いたもの）

口述試験

流れはこちら↓に詳しく書いてますが、ここでは出題テーマと質疑応答について補足します。

４つのファイルから私が引いたのは「スポーツは義務であるべきか」「環境問題と服の消費」でした。
迷わず後者を選択。読んだ文章は「私たちは欲望（服の消費や旅行）と環境保護の間でバランスを探している」「Vinted（フランス版メルカリ）のようなサイトは服の大量消費を加速させているのではないか」

私は１年半前からミニマリズムを心がけるようになったので、まず結論として「ミニマリズム」「服の寄付」が浮かびました。

正「服の大量消費は確かに環境を悪化させている」
反「サイトでは子供服や結婚式用参加のドレスなど多く売られているが
服の大量消費に貢献しているとは思えない」
合「個人ではミニマリズムを実践することで消費を減らすことができる。
服の寄付は行政が率先してすべき。服を生産する企業・個人・行政の努力によって環境への影響を減らすことは可能」という発表をしました。

質疑応答
１．「服の寄付をすると言って、必要ない国に古着を送って捨てられたニュース知ってます？どう思う？」
「私が実際に寄付しているWorld Giftという団体がありまして、そこでは支援する国に必要な物資を聞いて送っています。彼らのサイトでは物資を持った写真やビデオも見られます」
２．「あなたや僕の世代（中年）はミニマルでもいいけど、若者は自分のスタイルや流行を表現したくて服をたくさん買いたいと思ってるんじゃないか？」
「日本ではユニクロが数年前から環境に配慮した姿勢を打ち出していますが、彼らの子会社のGUは価格に重点を置いて、若者をターゲットにしています」
３．「環境に配慮してるけどユニクロって広告たくさん出してますよね？矛盾してない？」
「それは、私は当然だと思います。彼らは営利団体であって、従業員に給与を支払う必要があるからです」

他に「あなたは服の工場はメタンを排出するって言ったけど、どんな風に排出されてるの？」「うーん、詳しくはわかりませんが、ユニクロはベトナムやフィリピンに工場たくさんありますね」
「旅行も環境破壊につながるって言ってたけど、あなた旅行はするの？飛行機は使う？」「あー、確かに海外旅行もしますね、、ただ、子供が小さいので最近は新幹線ばかりです」
いや、このへんもっとうまく答えたかったです。

休憩

ガチガチに緊張した口述試験が終わり、おにぎり食べてほっと一息。
いろいろ、こうすればよかった、は浮かぶものの、
リラックスして次の筆記試験に臨まなくては。
私はお気に入りの先生のフランス語ポッドキャストを聞いて
復習ノートを見直したりして過ごしました。

筆記試験

10分前くらいに案内の声がかかり、入室しました。
どこへ座ってもよいので、リスニングが聞きやすい前のほうとか、
時計が見えやすいとか、横が壁でペンが落ちにくいとか、
好きな場所を選べます。携帯の電源OFF。
机の上には受験票、必要な文房具、メモ用紙（白紙が配布される）。
飲み物も机においてOK 。
4時間の長丁場なので、開始前のトイレは必須！

問題・解答用紙はホチキスで留められていて
ばらしてはいけないようです。最初に名前と受験番号を書きました。
ペンが落ちたり、リスニング以降でトイレに行きたい方は
手を挙げて試験官に知らせます。

終了後、問題・回答用紙とメモ用紙がすべて回収されました。

結果発表

約1ヶ月半～2ヶ月後にはわかるらしい･･･。
受験票とともに結果サイトのリンクがあり、そこに受験番号と生年月日を
入れるとのこと。

次回は、DELF/DALFに役立つ表現やリンクを
まとめていきたいと思います。