【DALF記録⑦】口述試験Production orale
一番緊張する口述試験。
私のような普段ほとんど緊張しない鉄の心臓おばさんでも、なぜか震えました🫨
試験概要
口述試験は、筆記試験と別日(翌日や翌週など)に設定されることが多いようです。
が、受験者の人数で調整されるため、ギリギリまでわかりませんでした。
なんと私は筆記試験(14〜18時)の日の午前でした。
遠方から受験される方は注意が必要です。
指定された時間になると、最初に4つの見えないファイルからふたつ選び、中身(それぞれのテーマに関する文章が2つ入ってる)をざっと確認、好きなほうのテーマを選ぶ。
60分間準備時間があり、白紙と仏仏辞典が用意された部屋で、テーマ(渡される2つの文章も読む)に沿った発表の内容を考え、メモを作る。
呼ばれたら試験官2人の前で8〜10分の発表、つまり一人で話す。文章やメモは見て良い。
その後、試験官がテーマに関する質問をして、私が答える(約15分)。文章とメモは回収されて終わり、でした。
対策①YouTube学習
この動画がとても役立ちました。
動画では、8〜10分の発表をどう始めるかなど、流れに沿ったフレーズがたくさん用意されており、そのまま使えます。
対策②練習問題をやってみる
練習問題で、「論述の組み立て」の練習をしていきます。
基本「Introduction + 正・反・合」で、引き出しをイメージすると良いです。
私は参考書の練習問題もしましたが、ChatGPTに「DALF C1によく出る口述試験の問題を考えて」と言って出てきたものに対し、論述組み立てを作る練習もしました。
対策③ChatGPTで各問題を知る
②で出た問題のうち、知識の足りないものはChatGPTに「生物多様性を守るための解決策をフランス語で答えて」「AIと教育について、メリットデメリットをフランス語で教えて」など聞き、
各社会問題に対する内容や解決策をノートにフランス語で書いていきました。
対策④基礎となる考えを持つ
口述試験Production Oraleでは、一貫した考えで発表し、質疑応答に答える必要があります。
つまり、各社会問題に対しての自分の意見を持っていることが重要で、
意見の内容はなんでもいい(「環境より経済成長を優先」とかでも)ですが一貫している必要があります。
私は「AIはパソコンと同様に便利な道具としてすべての分野で活用するべき。ただし人間のコントロールや法的整備が必要」など自分の意見をChat GPTにフランス語で書いてもらい(丸投げw)それをノートにまとめて何度も練習しました。
対策⑤オンライン授業
本番と同じように文章を読み1時間準備して、8〜10分の発表、質疑応答を練習しました。
接続語connecteurs logiquesを適切に使いながら、引き出しの中身をひとつひとつ紹介していけば良い(le premier avantage est...)などを学びました。
私はフランス人のジャーナリストの先生に無理を言ってお願いしてしまいましたが、DELF/DALFに特化した先生もおられるようです。
総合して対策
とにかく何度も練習するうちに慣れてきます。
これはフランス人の先生が書いた「準備メモ」で、これを60分で作り、見ながら話すのが理想です。
が、私はどうしても「文章考えながら発音する」ができず、「緊張するから重要なとこは全部文章書いちゃう」作戦をとりました。これは、受験生ガイドには良しとされてません。
質疑応答も、なかなか難しい質問が多かったですが、基礎となる考えを持っていれば、わりとなんとかなります。
わからない質問は「わからないので違う言い方で」など言っても全然OK。
あとは、似たような質問を授業でやっていて、数をこなしておいてよかったと思いました。
詳しい出題内容や質疑応答は次回に書きます。
ちなみに入室の際の「Bonjour Madame!」「Bonjour Monsieur!」や
終わった後の「Merci,bonne journée!」などは笑顔で!
次回は申し込み〜結果までの体験記を書きます。
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