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【DALF記録⑥】論文作成 Essai argumenté


試験概要

Essai argumenté、日本語に訳すとすれば「意見書」でしょうか。
250単語以上、使える時間は約60分。
Synthèseと同じテーマですが、読んだ文章をまとめるSynthèseに比べて
こちらは自分の意見を織り交ぜて述べていきます。

ちなみに、出題内容にわりと細かい指定がある場合が多いようです。
今回は「les écrans エクラン(スマホ、タブレット、ゲーム、YouTubeなど、画面の総称)が人間の脳にもたらす影響」がテーマで、
Essai argumentéは「市長が学校にタブレット教育を導入するそうだ。その悪影響を心配する保護者として、市長への手紙を書いてください」というものでした。

対策① 解答例をノートに書く

私は最初、どう書いていいのかさっぱりわからなかったので、
こちらの動画にある解答例をノートに丸写ししました。

ここに出てくる表現で、よく使えそうな接続語(connecteurs logiques)や、フレーズそのものを線を引いて覚えました。
試験直前にも読み直していたので、今回の出題にもかなり役立ちました!

対策② 論述の組み立て

Essai argumentéでは、弁証法がとても役立ちます。
「正、反、合」とシンプルに考えていきましょう!

弁証法について

白紙に「正、反、合」の内容をざっくり書き出し、Introductionを決めます。
①Introduction 20-30mots
②正(メリット)70-80mots
③反(デメリット)70-80mots
④合(結論、解決策)70-80mots
これでだいたい、250単語以上になります。

実践してみると…

しかし、今回の出題は、こちらの立場を細かく指定しているので、
「私はこの市長の考えを心配しています」という書き出しになりました。
また、この書き出しゆえに「反、正、合」となってしまいました。

「学校でのタブレット教育の導入」についてデメリット(反)→メリット(正)→(合)このデメリットを最小限にし、メリットを最大限に活かす方法で導入してほしい(導入前に細かい規則を制定するべき)という組み立てをしました。

解決策の部分では、いつも同じような表現が使えますので、語彙についてはまた、ご紹介したいと思います。

字数の数え方


私は、10個ごとに鉛筆で薄く数字を入れていました。
10単語で1、20単語で2、、24で240単語、というふうに。
これも数をこなして慣れておく必要を感じました。

次回は口述試験Production oraleについて書いていきます。

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