【DALF記録①】DELF/DALFとは
2024年11月、DALF C1を受験しました。
この試験について、日本語での情報がとても少ないと感じ、
自分の記録のため、また今後受ける誰かのために、ここにまとめていこうと思います。全10回の予定。
DELF/DALFとは
こちらの公式サイトDELF DALF - DELF DALF に詳しい説明があります(日本語)。
フランス語のみで行われる、フランス政府公認の生涯有効な国際資格です。
日本語話者向けで、フランス語の和訳や、日本語の仏訳が求められる
「フランス語検定」とは内容が異なります。
試験の仕組み
すべてのレベルにおいて、集合試験(聴解、読解、文書作成)と個別試験(口頭試験)があります。
各項目25点満点、合計100点満点。
各項目5点以上が取れ、合計50点以上になれば合格です。
この採点基準からもわかるように、満点を取ることの難しい試験です。
各レベルごとの試験時間、内容は公式サイトに日本語記載ありますが
「受験生ガイド」(細かい試験内容)はフランス語のみ。
https://delfdalf.jp/wp-content/uploads/2023/08/manuel-candidat-dalf-c1.pdf
受験する方は、機械翻訳にかける等して、日本語でじっくり読むことをおすすめします。
どこに採点基準と、具体的注意事項がよくわかります。
(例えばDALF C1の論文作成では字数を自分で数えて記載しなければいけない、等)
試験の具体的内容
レベルA1,A2はわかりませんが、B1,B2,C1,C2で扱われる話題は「社会問題」です。
つまり、社会問題に関する語彙を覚える必要があります。
環境問題 le changement climatique
経済と雇用 l'économie et l'emploi
教育 l'éducation
健康 le bien-être
家族とジェンダー la famille et l'égalité de sexe
技術の進歩 les nouvelles technologies
都市化と地方格差 l'urbanisation et l'inégalité régionale
これらの中でそれぞれ細分化された問題
(環境問題なら、生物多様性 la biodiversité
教育なら多言語学習 le bilinguismeなど)、
分野を組み合わせた問題(AIと教育、仕事と幸福など)があります。
ここ数年はとくに環境問題や技術の進歩(スマホ、SNS、ロボット等)
がよく出ている印象です。
この試験を受けて得られるもの
受験にあたり、具体的目標(留学、仕事など)をお持ちの方もおられるでしょうが
私の目的は「自分の語学力向上」「成長のため l'épanouissement personnel」でした。この言葉、大好きなんです笑。
実際、以下のような成長がありました。
フランス語能力(聞き、読み、書き、話し、理解する力)
フランス人の思考に対する理解
社会問題に関する知識→意識の高まり
世界情勢への理解
Chat GPTの活用(生成AIへの理解)
また、オンライン学習を通して、先生方との出会いもありました。
追々、紹介していきたいと思います。
次回は聴解(Comprehénsion de l'oral)対策について書きます。
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