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COMME des GARÇONSの縮絨ジャケット
こちらはウールの縮絨の話。
そもそも縮絨といえばウールなのかもしれない。
こちらは数年前にセールで出会ってしまったHOMME DEUXのジャケット。
まさか縮絨のジャケットがセールで並んでいるなんて思っていなかったので、「どうかSでありますように」と震えた手でタグを確認したのを覚えている。
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AD2021AW
DH-J040 GLAY
SIZE:S
セールで6万円くらい
購入時、174cmの68kgの僕にはやはりSがジャストサイズ。
でも、冬場の着用頻度がとても高いこともあり、全体的に少し伸びてサイズ感は少しゆとりが出てきて、風合いもより縮絨らしくなってきた。
例えば、洗濯を重ねることで袖の裏地がだんだんと外側にはみ出てきた。しょっちゅう着ているせいか袖丈も少し伸びたので、袖も余るようになった。これ幸いと、気分によって袖を捲って着たりするように。服が経年変化することで、着方が変わってくるのが面白い。
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デニムでもスラックス(だいたいはポリ縮のパンツ)でも合うし、カーディガン代わりでも着れてしまう。
そんなこんなで、毎年たくさん着てしまうし、何度も洗濯する。そして、もちろん消耗する。肘も伸びて、生地が薄くなってしまった箇所もある。だけど、こんなにハードな加工がされたジャケットなのに丁寧な縫製と仕立て、上等な素材のおかげで、まだまだ何年も着れそうな気がする。