Michel Komagata(ミシェル)

旅するマジシャン、ミシェルです。国内外のイベントでのステージ出演・TEDxへの登壇など…

Michel Komagata(ミシェル)

旅するマジシャン、ミシェルです。国内外のイベントでのステージ出演・TEDxへの登壇など幅広く活躍中。6年に渡る闘病生活や閉鎖病棟の入院を乗り越えマジシャンとなった自分が、「エンターテイナー思考」で今よりもっと楽な心で生きるためのアイデアを発信します。

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  • 「エンターテイナー思考」で毎日を明るくするアイデアマガジン

    「エンターテイナー思考」で、人生はもっと豊かになる。 6年に渡る闘病生活・閉鎖病棟への入院・いじめなど数々の苦難を乗り越え、現在は国内外で活動するマジシャンである著者による、エンターテイナーならではの発想で日々の仕事や生活をより豊かにするアイデアを発信していくマガジンです。

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閉鎖病棟の小さなマジシャン

今日も自分はとある病気と闘いながら、マジシャンとしてステージに立っている。 「強迫性障害」 自分が幼い頃から抱えている病気の名前だ。 見た目には五体満足だが、朝目が覚めてから夜眠るまで、自分の意思とは関係なく反復する、意味不明な思考や行動の繰り返しに日々苦しめらている。 汚れが異常に怖く手を洗うのに数分かかり、持ち物や鍵の閉め忘れをギリギリまで確認し続け、本の同じ段落を無意識に何十回と読み頭痛が起こる。 そうして1日の疲れが溜まると顔を歪めるようなまばたきや咳払い、筋

    • 親孝行として、日々意識していること

      自分は比較的高齢出産で生まれた子どもだったので、周りの同級生と比べるとうちの親は一回りほど多く歳を重ねている。 周りの友達の親はまだ50〜60代前半が多いが、うちの親はすでに70代に突入している。 祖父母は生まれたときにはすでに祖母1人しかおらず、その祖母は94歳でまだ元気に生きている。 自分は一人っ子にも関わらず昔は病気をして学校にあまり行けず、高校からは海外に留学したこともあり、両親や祖母には本当に苦労や心配をかけて生きてきた。 しまいには帰国後にマジシャン、エンタ

      • 手っ取り早く視野というものを広げる方法

        「視野を広げよう」 よく言われるが、漠然とした言葉である。 捉えようによって、何をすればいいのかいまいち分からない。 おそらく「人生を豊かに生きるために、今自分が知っていること以上のものに触れてみよう」という意味だと解釈している。 なので、自分なりのそれを即座に実行できる方法をシンプルにお伝えする。 それは、「海外に行って、現地の人と交流しまくる」ということだ。 更に言うなら、海外に行くだけでは足りないと思う。 現地の人と交流"しまくる"ことが不可欠だ。 日本のパ

        • 「いい人」から「面白い人」になる方法

          「いい人」という言葉は、よく聞くものの非常に曖昧だ。 単に「優しい人」を指すこともあるし、皮肉って「都合のいい人」なんて言われることもある。 ただ、「いい人」という言葉が使われるときは、「可もなく不可もない」「害はない」という意味で使われることが多い気がする。 そういう流れで、「いい人」と呼ばれることに抵抗があったり、ぼんやりと悩んでいる人が多い。 自分はエンターテイナーとして仕事をし、生活をしている。 つまり「いい人」ではなく「面白い人」である必要がある。 どちらも

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        記事

          私がTEDxに登壇して得たもの

          24歳のとき、東京の表参道で開催されたTEDxに、スピーカーとして登壇した。 オファーが来た当時はちょうどイタリア・ローマでのTV出演が控えており、海外渡航の準備と並行してTEDxの壇上で何を話すかを練っていたのを覚えている。 こちらが、実際のTEDxの映像だ。 主に日本人に向けたメッセージだったのでこのときは日本語で登壇したが、英語字幕付きで今も全世界に向けて公開されている。 そもそもなぜTEDxのオファーが来たかという話だが、自分はニュージーランドで高校・専門学校時

          私がTEDxに登壇して得たもの

          海外で知らない人に話しかける勇気

          自分は知らない人に話しかけるのが好きだ。 国内で日本人同士ではほとんどやらないが、海外に行くと結構気軽に誰かに話しかける。 自分がパフォーマーとして仕事をしているということもあり、海外で大道芸やマジックショーを観たりすれば必ずそのパフォーマーさんに終わってから話しかけている。 「知らない人に話しかける」というアクションが生み出した奇跡といえば、人生で数えればきりがない。 旅先で偶然見かけた大道芸人さんは、自分が話しかけたことがきっかけで今では日本の地元に遊びに来てくれて

          海外で知らない人に話しかける勇気

          旅行先のお土産はどんどん買おう

          自分はお土産物屋さんが大好きだ。 観光地のお土産物屋さんはもちろん、美術館併設のミュージアムショップなんて大好物だ。 単純に売っているものを眺めたり、そこでしか買えないアイテムを探すのはもちろんだが、一番楽しいのは『これ、あの人にあげようかな』と考えながら歩き回ることだ。 自分にとってお土産物屋さんは、『誰かを喜ばせるきっかけを売っている場所』なのだ。 自分はいつもショーの出演や旅行で訪れた場所で、実家へのお土産を必ず探している。 自分は遅く生まれた一人っ子ということ

          旅行先のお土産はどんどん買おう

          友達のサービスにお金を使おう

          マジシャンという仕事柄、色々なものをオーダーメイドする機会が多い。 生地からこだわった衣装用のシャツが必要になったり、変わった形の道具を保持するための革のホルダーなど、キリがない。 そんな自分が買い物をしたり何かを依頼するときは必ず、「周りでこれできる人いないかな?」と考えるようにしている。 見ず知らずのプロに頼むのもいいが、周りにできる人がいるなら積極的にお願いするようにしている。 単純に友達のサービスの売上に貢献したいという想いに加えて、オーダーをきっかけに普段し

          友達のサービスにお金を使おう

          周りの幸せを自分ごととして喜ぼう

          今私たちが生きている社会は、ほんのり冷たい。 自分のことで一杯一杯な人も増え、「自分は自分、他人は他人」と個人主義の成功競争ゲームになってしまっているように感じる。 資本主義においてはごく自然なことなのだが、自分が話しているのは経済面ではなく心の話だ。 周りの人の成功を素直に喜べなくなっている人は、とても多い。 「他人と比べることはやめよう!」「自分だけの魅力を見つけて自信を持とう!」と言葉では言えても、実際は周りの友達が成功したら妬ましく感じてしまうのだ。 なぜ人は、

          周りの幸せを自分ごととして喜ぼう

          毎日ひとつ、新しいものに触れてみよう

          自分が続けている習慣のひとつに、「毎日必ず何か新しいものに触れる」というものがある。 初挑戦のアクティビティを体験してみたり、新しいカフェに入ってみたり、気になる映画を観てみたり、新商品を買ってみたり、なんでもいい。 自分はやる気がない日はかなりズボラなので、家から二日間くらい出ない日も普通にあったりする。 それでも、毎日新しいものには触れるようにしている。 なぜそんな習慣を続けているかと言えば、理由は二つある。 一つは、単純に新しいことにワクワクできるから。 新しい

          毎日ひとつ、新しいものに触れてみよう

          自分も他人も楽しくなるものを買ってみよう

          お金を使って「モノ」や「コト」を買うとき、あなたは何を基準に買い物をするだろうか。 生活必需品はもちろんだが、好きな服や読みたい漫画、趣味の道具や海外旅行など、「自分が豊かに感じられるモノやコト」にお金を使うだろう。 自分を豊かにするために使うお金は大正解だ。 エンターテインメント思考でいるためには、まずは自分が豊かで楽しく過ごすことが大切だ。 その上で、エンターテインメント思考での買い物を考えてみよう。 簡単に言えば、「自分だけでなく誰かも豊かにできるモノやコト」を選

          自分も他人も楽しくなるものを買ってみよう

          初対面の人を、驚かせてみよう

          マジシャンという仕事は、世間的には珍しい。 もちろん自分にとったらマジシャンという存在は周りにゴロゴロいるわけだが、一般的には一風変わった生き方だ。 初対面の人に「生まれて初めてマジシャンの方にお会いしました」と言われることはとても多い。 しかしながら、やたら自分からマジシャンであることを自慢げにひけらかすのは好きではないので、プライベートで初めて会う人には基本仕事の話になるまではあえて伏せている。 その代わり、「マジシャンであることを言わず、マジックも使わずにどうや

          初対面の人を、驚かせてみよう

          失敗や恥が怖くなくなる、不思議な言葉

          人前に立つ仕事をしていると、よく聞かれる。 「大勢の前でマジックが失敗したらどうしよう、って思うことありますか?」 結論から言えば、実際に大勢の前で失敗したことがある。でも、それはもう怖く感じなくなった。 今回は「失敗や恥」に打ち勝つ、エンターテイナーとしての考え方を伝えたい。 具体的に何を失敗したかと言えば、ショーの演技中に道具が破損してその演技が続行不可能になったこともあるし、道具とは無関係に外部の音響機材が演技中に故障したこともある。 プロフェッショナルとして

          失敗や恥が怖くなくなる、不思議な言葉

          「エンターテインメント」ってなんだろう?

          「エンターテイナー思考」について書き綴るにあたって、 そもそも「エンターテインメント」とは何なのか? という、ささやかな疑問について、自分なりに定義してみようと思う。 「エンターテインメント」という言葉の定義については、これまでも色々と思考を巡らせて様々な資料にも触れてきたので、自分なりに最もしっくりきた「エンターテインメント」の定義を紹介しようと思う。 「エンターテインメントとは、人を意図的に別の世界へと誘うものである」 例えば誰かが落ち込んでいたり、悩みごとがあった

          「エンターテインメント」ってなんだろう?