To be, or not to be .. はどう読む?
こんにちは。ミオールです。
みなさん、学校かTVなどで「To be, or not to be ..」ではじまるシェークスピアの『ハムレット』の有名なセリフを見聞きしたことがあるでしょう。「生きるべきか、死すべきか、それが問題だ」というアレです。
ところで、これ、英語として読むときに、どこを強く読むか、教わったこと、ありますか?
ひょっとすると、ないかもしれません。
なぜなら、これ、ふつうの英文じゃないんです。詩で書かれているんです。シェークスピアのお芝居は詩劇というくらいです。詩で書かれた劇なんです。ですから、強く読む箇所は、詩として決まっているんです。
To be, or not to be: that is the question.
単純な英語のようでいて、そう考えると奥が深いですね。もしこういう面に関心があれば、英詩の本をひもとかれると良いと思います。
アマゾンで「英詩 基礎知識」「英詩 韻律」などのキーワードを入れれば、いくつか本が出てきます。お好きなものを読まれると良いでしょう。
英語の本を探す場合は、'poetry prosody' のようなキーワードでいくつか出てきます。
こういう方面の知識は、かつては(今も)大学の英文科で教えたものでした。が、文部科学省の2015年の通知(人文系の大幅な整理を促す)により、おそらく、全国の大学で英文学などをまともに教えるところは縮小してゆくでしょう。なお、1科目だけ履修する科目履修生や聴講の制度を設けている大学もあり、1単位で15,000円くらいのようです。クォーター制の大学ならそれで7週くらい。セメスター制の大学なら2単位で15週くらいでしょう。
カルチャー・スクールのようなところで英詩を教えるところがあれば、そこでも知識が得られると思います。
ネット上にもいろいろ、あるでしょう。上のことを知るのにドンピシャのものがあるかどうかは、探してみないとわかりませんが。
ところで、ちょっと宣伝をします。以上のようなことにご関心の向きは、無料で試せる月刊マガジンもあり、ちょうどその第1回の記事で「To be, or not to be ..」のことも扱っています。お試しの最初の月は無料でまるまる読めますので、安心してください。ただ、お試しになるなら、今月中の方がいいと思います。来月以降のことは現時点で不明です。
英詩の基礎知識(1) | ミオール | note
https://note.mu/michealh/n/n9475559cd59a
Swans, Northern Ireland