[万葉]across the crystal shallows (巻4.715)
大和歌を英訳で読むマガジン(3) の第4回は万葉集巻4の715番の歌です。
千鳥鳴く 佐保の河門の 清き瀬を 馬うち渡し いつか通はむ
千鳥の鳴く佐保の川の渡し場の清い瀬を、馬を渡して通うのはいつのことだろうか。(英語万葉集)
[櫛田川(奈良と三重の県境に発する)、津留の渡し場跡]
作者は大友家持(718-85)とされています。
相聞(そうもん)というカテゴリに属する歌です。大友家持がおとめに贈った歌七首のひとつです。
英訳を通してこの歌をながめてみます。
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