ドイツ生活 590日目 2024/10/26 ドイツでイタリアのグアンチャーレが売ってた!
今日は土曜日!
午前中は図書館に行った。
図書館の入り口でまた何か催し物をやっているようだったので見てみたら、中身は秘密の5ユーロで買える本の福袋だった!でも袋は普通のトートバッグなので、中身を一応見ることができる。
そして前回もやっていた交換ボックスコーナーには前回来た時にはなかったグラスやカップがあった!「本日最終日なのでぜひ!」と書かれていたので、遠慮なくグラスをふたつもらってきた。
どちらもドイツのビアハウスで使われるグラスだ。ドイツ人からみたら普通の居酒屋のジョッキ?みたいなものかもしれないが、日本人の私からするとちょっと特別なものに見える。
右のグラスは普通に飲み物を飲むときに、左のカップはペン立てに良さそうなので机の上に置いて使おうと思う。
ドイツ語を勉強して、その後は児童書のコーナーを見て歩いていたらマウスの本を発見!海の生き物に関する本だった。
マウスは日本で言うアンパンマンのようにドイツでみんなに知られているキャラクターだ。マウス主演の教育番組があって、なんでも気になることはマウスに聞いてみよう!マウスはなんでも知っていて賢い!みたいな位置付けになっている。
アンパンマンは日本で大人気だが、教育番組をやっているわけではないので物知りというイメージはない。人助けしてくれるヒーロー、という位置付けだ。
図書館を楽しんだ後、スーパーに行った。
道の途中にこんな施設ができていた。
国外からザールブリュッケンに来た人たちがまず一番最初に質問しにいける総合案内所みたいなものだった。これは便利だ。
私はある程度ドイツ語ができる&自分でネットで調べたり人に聞いたりできるのでなんとかなっているが、戦争などでいきなりザールブリュッケンにこざるを得なかった人などのようにもう何が何だかわからない!という人にはとても便利だと思う。
外人局は遠いし連絡はつかないし、ビザのことで困っている人はザールブリュッケンにかなり多いと思う。その分その困っている人たちがこの施設に殺到してしまわないか心配だが、この施設がうまく機能してくれることを祈っている。むしろここが外人局になってくれたらすごくありがたいのに…
スーパーに行く前に、今まで入ったことのないお肉屋さんにふらっと入ってみた。そこで運命の再会をした。
Guanciale グアンチャーレと書いてある!
イタリアのローマで食べた夢のようなカルボナーラに使われていた、すごく美味しいベーコンだ。
イタリアで買ってこなかったことを後悔していたのだが、なんと自分の街でも買えるなんて!
よし!今日はこれでカルボナーラを作ろう!ということで、グアンチャーレを200g、美味しそうなソーセージを一本買ってきた。
興奮しすぎて包装紙を留めていたホチキスの針が指にぐっさり刺さってしまい流血したが、なんとか止血して調理を開始した。
かなり脂身が多いが、グアンチャーレは脂身が肝だ。
細かく切って、ニンニクの風味を移したオリーブオイルでじっくり炒める。
すると熱を帯びたグアンチャーレの脂身が綺麗な透明色になる。
今まで買って食べていたスーパーの普通のベーコンは焼いても脂身は白いままだったが、グアンチャーレは脂身が透明になるのが特徴だ。
キッチンにいい香りが充満する。
これは大成功の予感だ。
そしていつも通りのレシピでカルボナーラのソースを作ってパスタとあえてみた。
本当に本当に美味しかった。
外側はカリッとして、内側はじゅわトロっとして、噛むたびに豚肉の旨味と胡椒とハーブの香りが口の中に広がる。
頭の中が一気にあのローマの風景に飛んでしまう。
これは強すぎる。
これでカルボナーラを食べてしまうと、今後普通のスーパーで買ってきたベーコンでは満足できないだろう。
調べたら日本でもネットでグアンチャーレを買うことができるらしいので、帰国した時にこれで両親にカルボナーラを作りたい!と思った。
そして夜、今度は思い立って先日買ったカボチャでお菓子を作ることにした!
カボチャを切るのは人生で初めてのような気がする。
とにかく固くて包丁を入れるのがすごく大変だったが、なんとかふたつに割ることができた。
タネをスプーンで取り除いて、とにかく頑張って切った。
ひとまず炊飯器の網に載せて蒸すことにした。
かなり柔らかくなったカボチャをミキサーでペースト状にして、それを普段のクッキー生地に混ぜてみることにした。
ちょうど彼が前くれた絞り出す器具があったのでそこに生地を入れて絞り出しクッキー的なものを作ってみることにした。
けどレシピを特に見ずに雰囲気で作ったので、カボチャの水分が多すぎてクッキーにしてはかなり水分量が多い生地になってしまった。
そして焼きあがったものがこちら!
クッキーにしてはモチモチしている、ケーキにしてはモチモチしすぎな、クッキーとケーキのハーフみたいなお菓子が誕生した。
新潟県新潟市の女池・青山にサフランというパン屋さんがあるのだが、そこで売っている卵パン、ぴよまるに似ている食感になった。
新しい食材を使って何か作るときは、自己流ではなくてきちんとレシピに従おう!
でも食感が未知だっただけで、味はとても美味しかった。
カボチャがたくさん売られているこの時期、カボチャ料理をもうちょっと色々挑戦してみようと思う!