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ドイツ生活 679日目 2025/1/22 ザーランドの方言をマスターしよう

今日は水曜日!
今月はリモートワークでオフィスにいない予定のおじさんが今日オフィスの引っ越し前に荷物を整理しにオフィスに来るので、全員揃うからランチどこかに食べに行こう!という話になっていた。

前回みんなで市街地のレバノン料理やさんに行って一番目玉のメニューを注文したらそれが注文から調理して45分オーブンでじっくり焼く料理で、合計2時間半かかってしまい社長に怒られた。

その時の日記はこちら↓

だから今回は会社からすぐ近くの場所にあるピザ屋さんに行こうと言っていたのだが、Googleマップの写真を見たときに同僚が「うーん、このピザ本物っぽくない。美味しくなさそう」と言ったので却下になったのだ。

同僚はイタリア系ドイツ人の彼氏がいて、毎年夏に2週間ほどイタリアに行っている。やはりイタリアのピザに慣れている人からしたら違いがわかるのだろう。

私はナポリで食べたピザでもそんなに感動しなかったくらいピザの違いがわからない人間なので、何も言えなかった。
それで私もみんなも大好きなザールブリュッケンのタイ料理屋さんに行くことにした。


市街地に向かう車の中から落書きが見えた。
卵たちが会話しているイラストだ。

ザーランド弁だ

卵どうしが会話している。(以下私の翻訳)
Ei sach emol「お〜よっす」
Ei Hallo「お〜ハロー」
Ei Wahnsinn「いやーやばいね」
Ei jo isch weeß「いやーそれな」

ザーランド弁ではこの文頭のEi(アイ)という単語が頻出する。
これは日本語に直訳するのは難しいのだが、無理やり訳すなら
「ウェイ」
「うーん」
「じゃあ」
「まあ」
「では」
「そうね〜」
「ちょっと」
みたいな感じだ。
特に多分意味はなくて、文頭につけることで音節が増えるのでソフトな印象になる。(日本語例:「今いいですか?」→「あ、ちょっと今いいですか?」)

例えばそろそろ話を切り上げてその場を離れたいと思っている時にいきなり
「さようなら」と言うのは直接的すぎるだろう。これは日本語でもドイツ語でも、おそらく他の言語でも同じだ。

できれば
「うーん、そっか〜、うーん、そうだよね〜、うーん、うん、じゃあまた〜うん、またね!」という感じで、音楽で言うならディクレッシェンド(だんだん弱く)のように会話を終えたい。

そこでこのEi jo (アイ ヨー)というザーランド弁のフレーズがすごく使える。おそらくだが、このJo(ヨー)は英語で言うYeah(イェイ)みたいなものだと思う。

そろそろ会話終わりたいな、、と言う時に、相手の話を聞いているふりをして頷きながら「アイヨー」と言うと、相手に意図が伝わる。
「あ、そろそろ会話を終えたいのね」とわかってもらえたら、その後会話を終えることができるだろう。

ただ先輩とかおじさんの先輩みたいなマシンガントークの人にはこれがなかなか通用せず、こちらが「アイヨー」と何度か言っても全然話が終わらない。
そういう場合はもう物理的にドアの方に向かっていってドアを閉じたり、少しずつ後退りして頷きながら手を振って消えていく、というやり方になる。

で、このEi(アイ)というのがドイツ語で「卵」という意味でもあるので、このイラストには卵が使われているということだ。
誰が描いたのかわからないが、面白くてかわいい。


話はだいぶそれたが、無事にみんなで席についてみんなお気に入りの
カリカリに炒めた鶏肉のピーナッツソース炒めを食べた!

美味しかった!

昨日晩御飯を17時にオフィスで食べて、その後4時間かけて新居の床を磨き上げ、そして朝ごはんはおにぎりだけ!だったので空腹で死にそうだった。
なので普段は食べきれずに残してしまうここの料理も今日は完食することができた。

そして家に帰ってきたら、家主が「ちょうどいいタイミングに来た!ついさっきキッチンの取り外しが終わってみんなが帰って行ったところなの。」と言った。

急いでキッチンに行ってみると、、、(以下閲覧注意)


うおおおお
汚い!

何十年も前からずっと使われていたキッチンを取り外したらこんなふうになるのか。一体どうやって外していったのか気になる。
家主がいうには5人がかりで取り外しに来たらしい。
水道も電気も換気扇もあるキッチンだから、そういう知識がある人じゃないと簡単には取り外せないだろう。
全く、このドイツの「賃貸物件にはキッチンが付いていないことがほとんど」という文化が全く理解できない。

そして家主は1番の懸念点だったキッチンがなくなったことでモチベーションが上がったようで、「今日今からミツキの机とか大きいもの運んじゃう?」と言ってくれた。

家主からそれぞれ20ユーロで買った机と棚、スーツケースを運んでもらうことにした。

うおー大きい

机の天板がすごく大きいので心配だったが、幸い家主の車が大きめの車だったのでピッタリ車内に収めることができた。

新居はエレベーター無しの4階なのでかなりきつかったが、家主に手伝ってもらって一緒に運んだ。
まだ寝具とかシャワーの道具とかは今の家にあるのでそのまま車で一緒に帰ってきた。

大変だが、毎日少しずつ進捗があるので嬉しい。
頑張るぞー

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