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雨の日曜日、日中は引きこもり、夜は弾き語り

11月3日日曜日 雨
午前7時に目が覚めるもベッドの中でウダウダしていたらもう午前9時。窓の外を見ると雨はみぞれに変わっている。せっかくのサンデーブレックファストなので、秘蔵のスモークサーモンとクリームチーズをエストニアっぽい穀粒ライ麦パンに載せて、時間をかけて食べる。飲み物はトマトジュースだ。

外は寒そうだし雨が降り続いているので、今日の日中は大学寮の自分の部屋で過ごす。午前11時からはタリン・ブラックナイト映画祭のボランティア決起集会にオンラインで参加。11月8日から24日までの映画祭開催期間中の活動に関する情報を得る。会場での使用言語はえストニア語だが、オンライン参加者用には同時通訳機能もあって、集会の情報は全て英語で入手出来るから便利だ。このオンラインミーティングは休憩を挟んで午後1時半まで続いた。

映画祭のボランティアは大体、若くてイキの良い連中が揃っている。
今日の集会を仕切っているサンドラ。提携レストランのボランティア割引の説明もしてくれた

午後は、少しギターに触ってみたり、昼ごはんを自分で作って食べたり。今日のランチメニューは「他人丼のアタマ」。サイコロ状に切ってある豚肉を買ってきたので、スライスした玉ねぎと炒め、めんつゆで味付けして溶き卵を入れて焼いて出来上がり。慣れてきたので15分かからずに作れるようになった。あとは昼寝をしたり、ネットのニュースをチェックしたり、シャワーを浴びたり。タリンは緯度が高いので、今頃はもう午後4時過ぎには暗くなる。

夜8時をまわったあたりから少し準備をし出して、9時半過ぎに家を出、旧市街のアイリッシュパブ、Mad Murphy’sに行く。今晩はここで日本人の学友のKさんと歌の練習をするのだ。日曜の夜はオープンマイクの日。備え付けのマイクとアンプを使ってお客さんたちの前で好きな歌を演奏できる。買ったばかりの青いギターを担いで、店まで歩く。

午後10時ごろに着いてKさんと合流。すでに何組かの自称アーティストたちが名乗りを上げていて、僕たちの出番は11時過ぎになりそうだ。とりあえず生ビールを飲みながら順番を待つ。ビールは一杯5ユーロ。

オープンマイク開始。まずはこの店の音楽ディレクターのスティーブ(向かって右側)が景気付けに歌う

順番が来て僕たちが呼ばれ、僕のギターとKさんのキーボード、それに二人のマイクをセットして準備完了。日本語の歌を3曲歌う。お客さんは皆、英語圏から来ているっぽいが、物珍しいのか僕たちの音楽も応援してくれた。とりあえず無難に終わった。良い練習になった。お祝いにKさんともう一杯ずつビールを飲む。

結局Mad Murphy’sを出たのは午前0時半。またしても大学寮まで歩いて帰る。途中のヴィル門前の花屋は24時間営業なのか、この時間でも開いていた。

ヴィル門前の通り。ここは午前1時半でも花屋の明かりが煌々と点いている。



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