雨の登校日曜日
9月26日は日曜日だったが、中秋節の三連休の振替で登校日になった。前日の土曜日にキャンパス外の自宅の町内会の寄り合いで飲んで、そのままアパートに泊まったので、朝アパートを出て滴滴のタクシーでキャンパスに向かう。普通だったら1時間かからずに清華大学の東北門まで着くはずが、生憎の雨のために道路は渋滞、1時間半かかって9:50からの中国史の授業に30分ほど遅れる。この授業も簡単な休憩をはさみつつ、2時間以上ぶっ通しで行われる。(でもオンラインで参加している海外の留学生たちは結構適当にブレイクを入れていると思われる。)今日は結構時間をかけて翡翠の加工や焼き物のデザイン、中国の竜や鳳凰と行った伝説上の生物の意味合いなどの講義を受ける。授業が終わった後、教授から今度どこかで日本の茶道の話をしてくれと言われる。僕が裏千家でお茶名をもらっている(いわゆる名取りだ)ことは提出済みの自己紹介の小論文で伝えている。中国では広く普及してはいるが日常文化の域を出ないお茶が日本で芸術として洗練され、さらには武士道や日本の歴史の方向性を左右するほどの影響力を持ったことに強い興味を持っているとおっしゃっていた。
お昼を玉樹園レストランの2階でギター協会の会長と食べる。飲んだ日の次の日なので汁物が欲しくてスープワンタン、16元。来月のコンサートの話になるが、まずはお客さんとして聴きに行く予定。
雨の中、留学生寮に帰ってきてちょっと昼寝。15:00から友人のFにC++のIDE(プログラムの開発環境)のインストールを手伝ってもらおうと思ったが、彼のラップトップはWindowsマシンでMacユーザーの僕とは今ひとつ話が合わない。で、もう一人のMacユーザーのJimmyに微信でインストールの仕方を聞く。ニュージーランド人の彼は生粋のCSの学生なので『IDEなんていらないよ。ターミナルからコマンド入れれば一発だよ』と言われる。やってみると確かに可能だ。半分納得してIDEのインストールを止める。(実は結局、後日マイクロソフトのIDE、Visual Studioを入れた。これは便利。)
いずれにしてもC++のプログラムが書けないことには話にならない。C++の簡単な日本語の入門書をアップルのBooksでオンライン購入する。寮の隣の芝蘭園レストランで簡単な夕ご飯(おかず4品で16元)をとったあと、大学のブックストアで英語の分厚い2分冊の本のハードコピーを購入。学生割引適用で109元。
そのまま自転車で新水利棟まで移動して次の講義の教室から友人の主催するオンラインイベントに出席。中国で活躍する日本人俳優の方のお話を聞く。そのまま19:20から同じ教室でビッグデータインテリジェンスの授業を受ける。この授業は様々なAI技術の解説・習得を企図しているが、今日はまだ導入部の総論と若干のサンプリングテクニックに関するディスカッションで終わり。議論にも積極的に参加して、21:45にヘトヘトになって終了。またしても雨の中、自転車で寮に帰ってくるが、疲れているのでシャワーを浴びる気にもならず、ただ就寝。