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朋有り遠方より来たる、亦た楽しからずや

12月4日水曜日 晴れ
昨日の雪で今朝の路面はツルッツルだ。でも天気は良くて、空が晴れわたっている。今日は東工大の後輩の山田くんと、ノルディックホテルフォーラムのロビーで10時に待ち合わせだ。久しぶりに会って話を聞くと、今年の9月に日本の修士課程を卒業し、仕事を始めるのは来年の4月、それまでは気楽に世界中を旅して回るのだそう。彼は鉄道オタク、いわゆる鉄ちゃんで、エストニアに来る迄にすでに北米を横断してきたらしい。僕も以前、モントリオールでカナダの国有貨物鉄道会社を民営化したプロジェクトに参画していたことがあるので、鉄道話で盛り上がった。今日もタリンから鉄道でエストニアの小都市、ヴィリャンディへ日帰りの旅に出るという。彼の列車は11時59分バルティヤーム駅発なので、旧市街を抜けてそちらに歩いて行くことにする。

快晴のタリン市旧市街、市庁舎広場。クリスマスマーケットが賑やかだ。

旧市街の市庁舎広場からロシア大使館前を通り、パットクリ展望台からタリンの街並みを見下ろす。そこから階段を降りていくと、バルティヤーム駅はすぐそこだ。

タリン最古のカフェ、マイアスモック(写真中央)の左手にピンク色のロシア大使館が見える。パトカーが警備している。
パットクリ展望台から見たタリンの街並みとバルト海

バルティヤーム駅を通り抜け、タリン市で人気の繁華街テリスキヴィに行ってみる。流石にまだ午前中なので、バーやパブはやっていない。総戸街にベーカリーを見つけて、そこでオープンサンドイッチを食べてコーヒーを飲む。

テリスキヴィの山田くん
パン屋でオープンサンドイッチを頂く
コーヒーとサンドイッチで8.5€
山田くんの列車は2番ホームから11:59発のヴィリャンディ行き
この列車で行く。

彼が列車に乗るのを確かめ、バルティヤーム駅を後にする。トラムで寮まで帰り、少しエストニア語の授業の予習。午後2時15分からその授業に出て、またにルソン先生と一緒にエストニア語で頭を絞る。もう学期末が近いので、授業の内容は復習的なものが多い。

こんなエストニア語の質問にどんどん答えていく。
来週までの宿題。「エストニアの感想は?」というテーマのエッセイ

午後4時に授業が終わって一息つきに寮に戻る。そのあとはキャンパスに戻りBFM合唱団の練習に参加。水曜日は大講堂で、クリスマスコンサートで歌う曲、3曲の練習だ。流石に僕はエストニア語の歌は不得意で、特にテンポの速い歌には口がついていかない、というか(意味の分からない)エストニア語を読みながら知らないメロディを音符で追いかけ、リズムを合わせて発音を注意されながら歌う。結構難易度が高い。でもやる気と声の大きさでは負けないように頑張る。まわりの皆んなも好意的に応援してくれて、いろいろ教えてくれる。再来週のコンサートはオーケストラとの共演だし、楽しみだ。

キャンパス内で見つけた僕たちのコンサートのポスター。

練習の後は大学寮に帰ってきて、カップヌードルで夕ご飯を済ます。少しのんびりした後、この日記を書いている。明後日締め切りの宿題があるが、それは明日やることにして、今日はその構想を練りながら休む。

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