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サークル新入生歓迎ウィーク
今日は夕方19:20からの組合せ理論まで授業がないので、朝ごはんをクラスメイトのFと取ったあとは留学生寮の自室で勉強。中国史のブックレポートのテーマとして『中国の仏教』を選んだので、まずそのプレゼン資料を作りその上で文章に落としていく。と、その時以前、国際大学院学生会(IGS)に申し込んでいた無料中国語オンラインレッスンの連絡がきた。今日・明日で空いている時間があるかとのことなので、今大丈夫と言ったら即45分のレッスンをすることに。カリキュラムの必修として既に受け始めている正規授業の初級中国語Aの教科書の最初の部分から、このレッスンで復習させてもらう。先生も感じの良い人で発音を根気よく直してくれる。11:30までオンライン授業をしてもらい、無事終了。その後入学手続きで最後まで残っていたキャンパスシステムでの写真認証のために、クラスメイトのFと学生サービスセンターのCビルに行って手続きを行う。行く途中で大学の各種サークルの今季の新入生歓迎・勧誘ウィークのテント群に遭遇。最近新しくできた日本人の友達から紹介してもらったギター協会の会長もちょうどそこで歌を歌っていた。
後でまた来ると言ってそのまま入学手続きをしに行く。無人自動ターミナルで手続きを済ませた後、そこから少し北にある清華大学でも有数の巨大レストランである桃李園に行く(このレストランの詳細は別途)。そこからFに、本科生(中国人学生)の寮の近くのキャンパス内小包集配所に連れていかれる。ここにはオンラインショップで買ったものが届くし、地方からの学生には家からのケアパッケージ(お袋さんからの小包、みたいな?)も届いたりして、皆んな、列になって待ってる人も受け取った人も嬉しそうにしている。友人のFは嫁さんから一時帰国の際にカナダまで持ってきてと頼まれたそうで、嫁さんがオンラインで購入した中国でしか買えない品々を受け取っていた。
この集配所はキャンパス北部の大学院本科生寮の14号楼の近くにある。本科生の寮の建物はどれも巨大で、合わせて一万人以上の学生がそこに住んでいる一つのマンモス団地を形成している。確か、先進機械学習のクラスでスタディグループで一緒のトムもここの14号楼に住んでいると言っていた。
留学生寮の自分の部屋に帰って中国史のレポートの続きをする。16:30にギター協会の新歓ブースを覗きに行く。弾く機会があるかもしれないのでベースギターを持って行く。行って観ていたらいきものがかりのブルーバードのベースパートを弾いてみることに。で、全然弾けず迷惑をかけて終わる。まあ最初はこんなものかと思う。次にギター協会会長のバンドのベースを弾くことになった。こちらはそれなりに上手く合わせられた。また今度一緒にやろう、ということになり、明日のキャンパスの外での新歓コンパに誘われる。清華大学軍楽隊の方は今学期は出番無し、と言われているので、都合がつけば一緒に活動してみたい。
などと言っている場合ではないかもしれない。軽く夕ご飯を丁香園レストラン(このレストランの詳細も後で別途記述したい)で食べた後、19:20からの組合せ理論・アルゴリズムの授業に出席。この授業は毎回とても面白いが、今日は授業の終わりに爆弾が飛び出した。今日、順列や組合せのアルゴリズムを用いたプログラミングの宿題が出て、2週間以内にOJと呼ばれるオンライン・全自動のプログラム評価プラットフォームに結果のコードを提出する(らしい)のだが、いくつかの設問には、僕が唯一(それもなんとか最低限)知っているプログラム言語のPythonは使用禁止となるらしい。便利過ぎるライブラリがあるので宿題にならないという理由だ。これしか知らないからなんとかしてくれと馬教授とTA(授業の助手)に食い下がったがダメ。学部でコンピュータサイエンスを4年間みっちりやってそのままここにきたクラスメイト達は皆んな気楽で『なんとかなるよ。C++は簡単だから今から覚えればいいよ。国慶節の連休も3日間ある(ちなみに今年の清華大学の国慶節の休暇は7日から3日に削られた、その分冬休みが長くなるらしい)から大丈夫、覚えられるよ』などとのたまっている。恐ろしいことになった。本当に、明日のギター協会の新歓コンパなどと言っている場合ではないかもしれない。(でもきっと行く。こういう新しい付き合いの節目に行かない人生は良くない。)今日はもう休むことして、明日またスッキリした頭で考えよう。
[翌朝スッキリした頭での追記] 昨日のギター協会新入生勧誘ブースで会長のバンドとセッションした後に他のバンドの演奏を観ていたら、会員の学生に声をかけられた。自分もベースを練習したいと思っているが手が小さく指が短いので難しいと自信なさそうに言っていた。で、いつも皆んなに言っていることを話した。『うん、難しいこととか、できない理由はいくらでもあるよね。でもそんなことは誰も訊いてないし興味ない。問題は一つだけで、それはやるかやらないかだよ。で、答えも一つしかなくて、それはイエス、やります、だよ。』 カッコ良い、我ながら。その言葉、そっくりそのまま自分に返します。ということで国慶節にC++を習得すること、決定。