外が寒いので日中は部屋でぶらぶら、夜はパーティへ
11月10日日曜日 曇り
今日は夕方まで何も用事がない。朝9時過ぎまでベッドでゆっくりしてその後散歩に行く。11時過ぎに帰ってきてシャワー、その後トマトジュースとヨーグルト、それに出汁巻玉子を作ってブランチにする。
外は寒いので、寮の自室で本を読んだりゲームをしたりして日中はぶらぶらする。ルームメイトのミトラはタリンブラックナイト映画祭(通称PÖFF)のスクリーニング(上映会のこと)の切符チェックのボランティアがあるのでそっちに出突っ張り。
夜は午後7時から旧市街のButterfly LoungeでPÖFFのボランティアパーティがあるので、いそいそとそちらに向かう。6時40分に現場付近に到着、少し早すぎるので近くのスーパー、Prismaに入って商品や価格を眺めながら時間を潰す。あ、以前アメリカでよく食べたBen&Jerry’sのアイスクリームがある、と思って値段を見て驚いた、というか目を疑った。パイントサイズが8.45€、日本円で約1,400円。アメリカにいた時は3ドルくらいでしかも1ドル100円くらいの感覚だったので、300円と思って食べていた。エストニアで再会したB&Jはその4、5倍の値段だ。そういえば最近まで住んでいた中国と比較しても、エストニアの物価水準は高い気がする。欧米が進んだのか、日中が遅れているのか?トランプは中国からの輸入に対して60%のダンピング課税をすると宣言しているが、このままでは日本からの輸入もダンピング認定されて高関税をかけられそうで怖い。
午後7時過ぎにパーティ会場のバタフライラウンジに入る。簡単な軽食と飲み物付き。ここは21歳未満お断りのキチッとしたラウンジだが、今日はプライベートパーティということで20歳以下の大学生も入れる。列に並んで食べ物を物色していたら、同年代くらいの男性に声をかけられた。一緒に座って話を聞くと、エストニアの軍を退役してボランティアなどをハシゴする生活を送っているとのこと。エストニアの国防に関する話や今回の映画祭でのおすすめ映画など、面白い話が聞けた。
タリンブラックナイト映画祭関連のクイズ大会の後は、タリン大学在学中の香港からの留学生二人とそのクラスメートのエストニア人の学生と知り合いになった。エストニアの大学生の就職状況はあまり芳しくなく、大学の学費は無料なこともあり、ほとんど皆んな大学院進学を目指しているらしい。中国もそうだったが、ここでも大学生は皆、将来の経済がどうなるか心配しているそうだ。
午後9時、パーティはまだまだ続いていたが、僕はこの辺で失礼して徒歩で帰宅する。寮に帰ると部屋ではミトラがネットサーフィンをしていた。お先に、と言って僕は寝る。