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教育リーダーシップ論の授業、5時間ぶっ続け
10月15日火曜日 曇り
だんだん日が昇るのが遅くなってきている気がする。午前7時でもまだ暗い。なんとか8時前に起き出して、洗濯物をランドリーマシンに放り込み、二日ぶりに散歩に行く。帰ってきてから簡単に今日の午後の授業、「Innovation in Leadership」の準備をする。この授業は12時15分から午後5時までの長丁場だ。講師のEve Eisenschmidt教授はタリン大学教育学部の重鎮で、少し強面の女性。リーダーシップ論や教育理論の実践の話をすると止まらない。(だから5時間の授業になるのだろう。)Bushの“School Leadership Models: What Do We Know?”という論文に載っている、それぞれ異なる教育関係のリーダーシップモデルを議論した。
1. インストラクショナルリーダーシップ 学校の教育内容や授業の質を向上させるため、リーダーが教員の指導やカリキュラムに積極的に関与するモデル。
2. トランスフォメーショナルリーダーシップ 学校のビジョンや目標に向かって教職員を鼓舞し、学校全体を変革・改善していくリーダーシップ。
3. ディストリビューションリーダーシップ リーダーシップを一人に集中させず、学校内の複数のメンバーが共同でリーダーシップを担い、責任を分散するモデル。
4. サーバントリーダーシップ リーダーがまず他者のニーズに応え、教職員や生徒の成長を支援しながら学校を導くリーダーシップ。
5. システムリーダーシップ リーダーが自分の学校だけでなく、地域全体や教育システム全体を視野に入れて改善を目指すリーダーシップ。
6. ポストモダンリーダーシップ 従来の権威や固定観念にとらわれず、多様性を認め、状況に応じて柔軟に対応するリーダーシップのあり方。
(概念要約はChatGPTにお願いした)
この授業にはスペインからのErasmus留学生も6人参加している。もともとの僕たち「教育革新・リーダーシップ・プログラム」の学生4人と合わせても10人の少人数クラスで、ディスカッション中心の授業なので、最後の方はEveも僕たちもヘトヘトに疲れた。
授業の後に僕たち4人でグループ課題の仕上げ方を打ち合わせて午後6時。近くのスーパーマーケットSelverでパンを買って帰る。今日は日記を書いたらすぐに寝ることにする。