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タリンの買い物事情。お客様は神様じゃない⁉︎

11月20日水曜日 雪
今日のタリンは朝から雪が降っている。と言っても積もる雪ではなく、お昼までには解けそうな雪だ。ルームメイトのミトラに今日は曇りかなと聞いたら、「Wet」と言っていた。こんな日に散歩に行くのも気分が滅入りそうだ。そうだ、今日の午前中は郊外にあるスポーツショップのデカスロンに行って、ウィンターブーツを買おう、と思い立つ。デカスロンは日本で言えばゼビオのような大型のスポーティンググッズチェーン。フランス発祥だが中国でもよくお世話になった。特にプライベートブランド商品が安くてデザインや使いやすさも良い。大学寮の近くのフェリーターミナルAからIKEA行きのバスに乗り、35分で着く。朝のバスは9時半発だ。10時04分に向こうについて10時30分のバスで帰ってくる、弾丸買い物ツアーを敢行することにする。

午前9時過ぎに寮を出て、途中ハイパーマーケットのRimiに寄る。バス運賃の2€を払うのに小銭を手に入れようと思い、特売で30¢のクリーム・ペストリーを買おうとする。ところが、レジで少し問題が起こった。レジの女性が50€札を受け取ろうとしない。「30¢だよ」と言いながらレジの表示を示している。「このお札は使えないのですか」と英語で訊くと黙っている。もう一度訊いても起こったような顔で黙っている。そのうちに誰かに電話して、朝番のマネジャーらしき人が来て、少し向こうの自動支払いカウンターに連れて行かれた。ここで支払いしてくれと言う。有人カウンターでは50€札は使えないようだ(特に朝は)。でも怒らなくても良いのに、と思う。エストニアで日本や中国のようなサービスを期待してもいけないらしい。

Rimiの店内

9時半発のバスに乗り、雪の中を進む。途中で何人か乗客が乗ってきた。雪なので少し遅れて10時05分に現地到着。IKEAの横を通り過ぎ、お目当てのデカスロンに行く。ここで少し大きめの冬用長靴16€、暗い夜道用の充電式ヘッドランプ15€、それにバックパック着用時の雨ガッパ9€、締めて40€を購入。無人レジで支払いして再びバス停に向かう。10時22分に着いてバスに乗り込む。ああ、この辺では少し積もって雪化粧が綺麗だな、などと思いながら帰りのバスに揺られる。

雪が降る中、デカスロンに買い物に行く

11時過ぎにフェリーターミナルAに着き、寮に帰る途中にまた、ハイパーマーケットのRimiに寄る。今日はコカコーラゼロの2リットル瓶が1.6€と安いのでそれを2本と玉子15個(3€)、それにリングイネのパスタ(2€)を買う。今回は最初から無人レジで会計する。寮に帰り、パスタを茹で、以前作り置きしていた豚肉と玉ねぎのトマトソースを解凍してかけて食べる。上手く出来た。美味しいが、食べているうちに一部パスタが乾いて固まる。ChatGPTに聞くと、少量のオリーブオイルをパスタに絡ませろ、と言われた。次回までにオリーブオイルを用意しよう。

無人レジの会計はむしろ楽かもしれない

昨日に続き、午後2時15分からニルソン先生の授業に出る。90分間エストニア語のシャワーにさらされる緊張と学びの時間。先生からは教えたいという情熱が伝わってくる。授業で習った言葉だが、「Mulle meeldib eesti keelt õppida.(私はエストニア語の勉強をするのが好きだ)」と言うのが自然に浮かんでくる。

午後3時45分、授業の後はいったん寮に帰り、その後BFM合唱団の練習に行く。明日、木曜日の夕方にミニコンサートがあるのでその曲をおさらいする。なぜかだんだん男声部の人数が減ってきて、今日はテナー二人、バス二人だった。うーん、明日のコンサート、大丈夫だろうか?

練習の後は寮に帰って夕ご飯と読書。いくつか宿題もあるのだが、締め切り間際まではどうもやる気が出ない。明日も映画祭のボランティアと授業と合唱団のミニコンサートと、やることがいっぱいだ。今日は早めに午後10時過ぎにベッドに入る。

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