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エストニア語で日本はJaapan(ヤーパン)だ。

9月17日火曜日 (朝方は曇っていたが)晴れ
まだ風邪からの回復が100%ではないので今日も散歩は休み、8時過ぎまでベッドでゆっくりする。(実はこの時点でランドリーマシンの予約をしていたのをすっかり忘れて、順番をすっぽかしていた。)

午前中、まず最初に昨日作業をしていた宿題の修士論文研究テーマのプロポーザルを仕上げて、Moodleという学習管理プラットフォームにアップロードする。教授によって推奨・運用するオンライン環境が違うのは少し面倒だ。だがほぼ全ての講師・教授が自分なりに最適なツールを探して使っているのは、それはそれで素晴らしい。Moodleも使うのは初めてで、特にエストニアでの使用にはエストニアIDを求められる。僕はまだエストニアのTRP(期限付き在留許可証)を持っていないので、前日にID無しでの使用許可を申請していた。この使用許可は朝8時36分の時点でメールで受け取っていたので、それを使って自分のMoodleアカウントを作成し、修論プロポーザル(プレリミナリーなドラフト)を提出したが、プログラム中では一番乗りだった。

その後は簡単なブランチを取りながらエストニア語の勉強をする。僕は現在、単位取得のために取っているエストニア語講座と聴講しているだけのエストニア語講座の二つの授業を週4コマ、合計6時間ほど取っている。単位に関係する、木曜日の授業はKeeleklikkというプラットフォームを使う。タリン大学のアカウントを使っているので無料で使える。今出ている宿題の範囲はChapter 1のレッスン5からChapter 2の最後まで。とりあえずChapter 1、レッスン5の「今何時?」を学習する。僕のKeeleklikkでの学習方法は、ビデオをみて復唱し、使われているエストニア語をノートに書き取り、最後にオンラインの演習をする、という簡単なもの。途中で休憩を挟みながらダラダラやっていたら、もう午後2時。今度は聴講している(つまり宿題の出ない)エストニア語の授業に出席するためにキャンパスに行く。

火曜日と水曜日にあるこの聴講の授業は、ほとんどすべてエストニア語で行われる。僕の定位置、最前列でラトビア人のエステラの隣に座る。今日の授業の内容は、数字・色関連の単語の復習と各国の国名の勉強。国名・言語・その国の人、の呼び方を20ヶ国くらい学ぶ。ちなみに日本・日本語・日本人はエストニア語でJaapan(ヤーパンと読む)、jaapani keel、jaapanlaneという。エステラは流石に隣国人だけあってエストニア語の習得が早い。一緒に会話練習をしていると、着いて行くのが大変だ。

エストニア語の授業が終わって寮に戻る。本当はここでさらにエストニア語の勉強をするつもりだったが、僕のエストニア脳が疲れているようで、やる気が出ない。で、ゲームをしたりビデオを観たりして時間をつぶす。映画はAmazon Prime VideoのTaken2。僕は主演のLiam Neesonが結構好きで、特にこのTakenシリーズは、最後に主人公が勝つ結末が日本の時代劇的にお約束になっているので、安心して観ていられる。

夜は悪友のロバートに、授業がおわったら一緒に飲みに行こう、連絡してくれと伝言を残したが、彼から連絡が来たのは午後10時半だった。彼はその時間でも旧市街で飲んでいたが、僕はというと今から寮を出て飲みにいくのは病み上がりの身にはちょっと辛い。明日飲みに行こうと約束して、今日はもう寝る。

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