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ミカエル堂 ロードマップ

はじめに

はじめまして。株式会社egumicultureの大津と申します。
この度、宮崎市の老舗パン屋「ミカエル堂」の事業を承継しました。

事業承継に関しては、ぜひプレスリリースをご覧ください。

前回の記事でミカエル堂について、今後のビジョンについてまとめておりますので、ぜひそちらも合わせてご覧ください。

ミカエル堂、これからどうなるの?

あまりこういった質問をいただくことはないのですが「ジャリパンしか作らないの?」というような疑問があるようです。その点も踏まえて、これからどうなるの?のアンサーになるロードマップなるものを作りました。

私が都成さんから受け継いだ使命は「ミカエル堂」と「ジャリパン」を残すことです。これは、今現時点で私の手の中に託されたものではなく、100年後に100年後の人々の生活の中にあるものと捉えています。

そのためにも変化と進化が必要です。時代に合わせて臨機応変な経営を行うことを前提に、私がこれから5年の間に目指している目標を今回のロードマップにまとめました。

事業ロードマップ(2024-2028)

とても簡単に、5年間の計画を上の図にまとめました。これが今現在、私が目指しているミカエル堂です。

2024年

今年やることは、大きく3つです。

・ジャリパン専門店を作る
・オリジナルグッズを製造/販売する
・ジャリパン普及の団体を作る

・ジャリパン専門店を作る
今実施をしているクラウドファンディングもこの店舗開業に向けたものになります。お店の場所はもうすぐ皆さまにも発表できそうです…!

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ほかのパンは作らないの?ということをよく聞かれます。
回答は【今年は作りません】になります。理由は、ジャリパンに注力をして自信を持ってお届けできる商品作りをしたいからです。他のパンの製造は2026年からの開始を目指しています。

・オリジナルグッズを製造/販売する
クラウドファンディングでも少し作りますが、オリジナルグッズを定期的に製造して販売をしたいと考えております。

私は、ミカエル堂もジャリパンもただのパン屋ではないし、ただのパンではないと捉えています。お客様は愛着を持ってくださっており、食事の選択肢としてのミカエル堂ではなく、ライフスタイルの選択肢としてのミカエル堂と考えてくださっていると感じています。

簡単にまとめると、ミカエル堂を推してほしいということなんです 笑
なので、推し活グッズ!?で【私の推しはミカエル堂】と表明いただけることを目指しています!

・ジャリパン普及の団体を作る
このことを都成さんに相談したときは、もびっくりされてましたが 笑、宮崎のジャリパンをみんなで推して、全国に広める団体 を作りたいと考えています。

ジャリパンはもはや、ミカエル堂だけではなく、宮崎のほとんどのパン屋さんに並ぶ人気メニューです。私はジャリパンを見つけたら、どこのお店でも必ず買っています!どのお店もそれぞれに個性があって美味しいです。

ジャリパンを作っている事業者さんが集まれば、ジャリパンの魅力を全国にお伝えできるんじゃないかと思うのです。そしてジャリパンを愛する宮崎の方にも、ぜひいろんなジャリパンを食べ比べて、ジャリパン推し活を楽しんでいただきたいと考えてます。

その団体では、ジャリパンの作り手とジャリパンのファンが一丸となって活動できる場にしたいと思います。

2025年

・パンのオンライン販売
・ふるさと納税

・パンのオンライン販売️️
実はこれ、結構ハードルが高いんです。
安全に美味しく輸送で届けるって、クリアしなければならないことが山積みです。商品自体の衛生面(パッケージ方法や賞味期限など)、輸送条件やコストの問題など、やろう!と決めて明日から取り組めるものではありません。

この辺りは関係機関とも現時点から連携や事前協議を重ねて、実現を目指すことになります。

逆に、ここをクリアすれば卸売販売に関する技術的な準備はほとんど出来上がり、数年後の卸売販売がグッと現実的な計画になります。

・ふるさと納税
オンライン販売ができるほどの体制が整えば、ぜひチャレンジをしたいと考えています。ふるさと納税は儲からないよ、なんて話もありますが、宮崎のふるさと納税なら、選択肢にミカエル堂のジャリパンがあってほしいという想いでチャレンジしたいと思います!

2026年

・ベーカリー事業

・ベーカリー事業
ミカエル堂として情報を発信し始めてから、ジャリパン以外のミカエル堂のパンにもたくさんの想い出と愛着を持たれているファンの方が多いんだな、ということを知りました。(私も練乳パンが大好きでした)

今から2年後には、懐かしの人気パンを復活したベーカリースタイルの事業にも舵を切って行けたらいいなと考えています。

ただココにもたくさんの課題があります。複数種類のパンを作ることを想定した厨房づくりを考えた初期投資も必要になります(厨房の区分けなど)。
しっかりと事前準備を行なって、2年後に実現できるように頑張ります!

2027年

・創業100周年事業

・創業100周年事業
ミカエル堂は、昭和元年12月に立ち上がりましたが、お店としての稼働は昭和2年からになります。なので、私たちは創業1927年ということで統一をしております。

ということで、2027年はミカエル堂にとって大事なアニバーサリーイヤーになります。100周年をお祝いする事業の中で、特に他事業者さまなどともコラボレーションを実行していきたいと考えています。

ご興味のある事業者さまがいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。

2028年

・卸売事業

・卸売事業
閉業前のミカエル堂、売上の約70%が卸売でした。スーパーや学校、病院やオフィスなど、さまざまな場所で販売されていましたよね。

先述したオンライン販売の部分でも触れましたが、製造したものを別の場所で販売(委託)するには、クリアしなければならないことが多々出てきます。

それに加えて、一番の課題は販売価格です。

原料の高騰、生産量の減少(一度に製造できる量が減るので単価が上がります)など、これまでの販売価格からは大きな変化で出てきます。

これはミカエル堂に限らず、社会全体で起きていることではありますが、2024年現在、スーパーのパンコーナーを見てもコンビニのパンコーナーを見ても、原料高騰に対する価格転嫁ができているのだろうか?と心配になってしまうような価格で販売されています。

そんな市場環境では、4年後でもきっと”高いパン”の部類になってしまうので、消費者の方へ受け入れていただける土台というものを4年で作っていく必要があります。それが、ブランディングであり、付加価値であります。

地域コミュニティとの共創

再出発においてさらに強化をしたいのが、地域コミュニティとの共創です。
ミカエル堂、そしてジャリパンを通じて、地元経済へ貢献し続けることは、事業の成功とニコイチで実現していかなければなりません。

これを実現していくには、地元の事業者の方々、自治体、市民の皆様との連携が不可欠ですし、ミカエル堂自身がコミュニティに密着した存在であり続けることが重要です。

ここまで書いてはみたものの、正直、まだ具体的なことが考えられていません。まずは、このような意思表明をし続けること、地域の方と出会い、対話し、関わりを大切にしていくことから、一歩一歩積み重ねていきたいと思います。

まずは2024年!

ここまで、5年計画のロードマップを解説させていただきました。
課題は山積み、毎日のように私にできるのだろうかと不安にかられます(不安は一瞬で吹き飛ぶんですが、毎日繰り返しますw)

2028年までの5年、今日お伝えしたことは全部実現したいです。これから、たくさんの方に助けを求めることになると思います。ぜひご助力をいただけると嬉しいです。

まずは今年!2024年です。
お店の開業を宣言している秋まで、残された日も少ないです。とにかく前に進んでいますので、前から後ろから横から「頑張れよー!」ってエールをいただけると嬉しいです。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
それではまた!


クラウドファンディング実施中

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