私の2020年 「Webデザインの勉強とはじめての介護」
はじめまして、みづほと申します。
今回はじめてnoteを書くにあたり、2020年に「勉強」と「介護」というそれぞれの異なる分野に向き合った自分のことをまとめてみたくなりました。
私自身はだいぶと生きるのが下手っぴな人間で、自分のやりたいことが見つからず、ふわふわと転職回数も多くなってきてしんどくなってる29歳です。そんなひとがこの期間にどう向き合ってきたのかが、これからWebデザインの勉強をしようとする方・いつか家族の病気や介護に関わるかもしれない方、誰かの何かになるといいなと思いながら書きました。
振り返ってみて、もっとこうしたら良かったかも!という部分も明確にしていきたいと思います。
1/ Webデザインを学ぼうと思ったきっかけ
ちょうど2020年の6月はじめの頃、やりたいことがいまだ見つからなかった私は自分のむかし好きだったことなどを振り返っていました。
そういえば中学生の頃にブログのデザインにはまっていたことを思い出し、「あ、これを勉強したい!今ならまたできるかも!」とふと思ったことがきっかけでした。
その時の私の状況としては、前職のWeb広告の仕事を働く環境や人間関係の辛さもあり5月末に退職していたこと。また、コロナの影響もあり、お家でZoom手芸飲み会をするなど小さなクリエイティブを久しぶりに楽しむことができていたのが要因でもあると思います。(マスクを作ったり、羊毛フェルトで遊んでいました)
思いたったらすぐ!次の日には勉強の仕方を調べ、どんなスクールがあるか自分に合った学び方を考えました。
スクール選びは一週間ほど悩みになやみ、他多くの選択肢を度外視して以下のように考えを絞っていきました ▼
① そもそも独学でできないかな?
→ 継続力がないうえに、道が見えないと歩かなくなるので私にはダメだ!
② 通いのスクールはどうかな?
→ 値段高いな!(時期的にコロナの影響で在宅が良いと決めつけました)
実際は金額関係なく考えれば一緒に学ぶ人がいる方が楽しいと思います。
職業訓練校なども詳しくないですが、楽しそうです!
③ オンラインスクールだとどれがいい?
→ メンターさんだったり教わる人は自分で選びたいな。自分に合う人でないと、私の弱メンタル&モチベーションが保てないなと判断しました。
上記の選択肢から③を選び、さらに当時すぐに転職をしなければと思っていたため、なるべく短い期間で学べるような場所を選びました。
いま振り返ってみると、②にも書いている「一緒に学ぶ人がいる環境」はすごく大事だなと思います。私の場合ただ一人でもくもくと勉強を進めていましたが、誰かと意見を交換したり自分の作品を客観的にみる機会を積極的に作っていくことがすごく大切だなと思います。
ちなみに私が学んだのはCode Campというオンラインスクールです!メンターの方を毎回自分で選べて一対一で相談ができること、2ヶ月コースがあることなどが当時選んだ理由です。
2/ そしておかん、病気になる
急に暗いタイトルになってしまいました!
状況は一転し、6月の2週目から晴れて勉強をはじめて楽しんでいたところ、その3日後には一緒に暮らしていた母が小脳梗塞で入院することになりました。
当時、私がみつけられた症状としては以下です ▼
① 2日前からのめまい
目眩について話は聞いていましたが、「でも大丈夫よ〜」との本人の言葉からあまり大事には感じていませんでした。続くようだったら病院にいきなねくらいの感覚。
② 当日会話中に呂律がまわらなくなる
少しぼーっとしている様子があり、その後呂律がまわらなくなり会話を続けられなくなりました。
すぐに救急車を呼ぶ判断をしましたが、とっさに「119」なのか「911」なのかわからなくなり、震えつつグーグルで「救急車 何番」と検索したのを覚えています。(気が動転しそうになると当たり前のことも抜け落ちる)
このあたりは参考になるか分かりませんが、自分の大事な人と普段からよく会話をすること、様子をみること。それだけで発見や判断がぐん!と早くなると思います。あたりまえのようで、あたりまえではないかもしれません。
3/ おかん、そのまま入院
小脳梗塞ってたしかミスチルの桜井さんもなってたよね、桜井さんはいま元気そうだよ!大丈夫!と声をかけながら入院する母を見送りました。看護師さんもちょっと笑っており、この時点ではそれだけまだ軽症だったことが伺えます。
▼ この時から私が主に担っていたこと
・病院で先生と話し症状の把握
・もろもろの手続き、振り込みなど
・日々のLINEのビデオ通話(コロナ影響で面会ができませんでした)
・家族への病気の進行状況や様子などの共有
・着替えなどの持ちものの管理
・手術の判断(緊急を要した場合に他の家族と連絡が付かなかったとき)
実際の症状として、意識などを司る脳幹に繋がる太い血管二本のうち、一本がもともと細く残りのもう一本で生きていたところ、そちらに狭窄が出来てしまったのが原因で小脳梗塞を引き起こしたようです。その進行により入院中に手術は2回ほど緊急で行われました。
他の兄妹とも相談し協力体制でいてくれるようお願いもしていましたが、その時に自由に動けたのが私だけだったため、とにかく一生懸命に向き合わざるを得ませんでした。
初期症状からの進行もあり、現在も母は少しだけ意識部分がふわふわしていることから、介護が必要な状況になりました。ただこのことに一番落ち込んでいるのは私ではなく母のはずなので、至って私は前向きに「今からまた出来ることをちょっとずつ増やしてこう」と声をかけ、なるべく笑えるようにいつも楽しい話を心がけていました。
4/ Webデザインの勉強内容
上記の出来事と並行して勉強を進めていましたが、途中落ち込みすぎたせいで何週間も勉強をさぼりました!!でもなんとかなった!!
実際に取り組める期間が短かったこともあり、勉強時間についてはスプレッドシートにて手作りの表で管理をしていました。そこに日記なんかも書く。
私は基本的にとにかくぐーたら人間で、人よりも本当にぐーたらしています。それがわかっていたので、まずは形から入りました。
管理!記録!達成感!という強制力を持たせることで、なんとか2ヶ月くらいならこのやり方でがんばれた。(この振り返りがてら最近再開してみましたが、私には合ってるらしい…)
▼ オンラインスクールでの勉強内容について
・Photoshop
・Illustrator
・HTML/CSS
・JavaScript/jQuery
・Bootstrap
Webデザインコースにはこの5つの教科書があり、操作方法やそれぞれの課題作品を作って学んでいきました。メンターに相談して、わからない所や気になったことをそのままにしないことも意識していました。
① PhotoshopとIllustrator
教科書に沿って基礎操作を学び、サイトのカンプ作りまで。ちょっとしたコンセプトシートを作ってデザインをするという工程でした。
それぞれ、9日間・19日間ほどかけてやっていたようです。記録によると。
② HTML/CSSとBootstrap
基礎からお料理サイトのコーディングまで。とにかくコードを書くのに慣れること。そしてなるべくシンプルに、他の人がみても分かりやすく書くことを意識しました!8日間・6日間ほどで詰め込みました。
③ JavaScript/jQuery
関数とか難しくて泣きながらやりました!メンターの教え方の上手さのみでなんとかこなせた記憶があります。10日間ほどかけて勉強。
途中さぼってしまった期間がしっかりめにあったので、後半はかなり急ピッチでした。1日の平均勉強時間は8時間くらい。
当時つくっていたものもちょっとだけあげます ▼
オンラインスクールと同時にProgateでも「HTML/CSS」「JavaScript/jQuery」に関しては勉強をしていました。
ここまでで、すべて習得できた!という感覚はまったくありませんでしが、これからやっていくことの足がかりになればいいな、なんて思いつつ晴れて卒業しました✨
5/ 知り合いがいない問題
8月から9月頃ここまで私にはWebデザインの勉強をするにあたって、誰かと一緒にがんばろうとか、この人が憧れというものが一切ない状態でした。
それから強烈にデザインの勉強のことを人と話したくなり、これまで苦手だと考えていたツイッター(@miccoro_8)をはじめてみることにしました。また、同時期にシナカフェというWebやグラフィックに関わる人達のコミュニティにも勇気を出して入ってみました!
この時期にお話をさせて頂いた方々には本当に心から感謝と尊敬しかありません。自分ひとりだけの世界からはじめて他者の承認や、共感から学びを得られるというのは何ものにも変え難いことで、勇気なくしては手に入れられないものだったと思います。
同時にCocodaという様々なひとたちのデザインを見たり、自分だったらどんなふうに作るかな?と考えながら楽しんで取り組めるサービスも利用していました!(@miccoro)
勉強が孤独でさみしいなと感じたときに、ちょっと勇気を出してみたりすると心強い人たちとの繋がりができたりするようです!きっと!
6/ 介護の準備とはじまり
10月に母がリハビリ病棟から退院することが決まり、それにあたっての準備を8月〜9月頃から少しずつ行っていました ▼
① 介護にあたっての兄妹の役割分担を決める
② ケアマネさんを見つける
③ 家に介護用ベッドや部分的に手すりをおく(そのメーカー決めなど)
④ 退院後のデイサービスやデイケア(通所リハビリ)施設探し
上記の②〜④については具体的に日付を割いて動いてしまえば、ある程度の評価基準を決めることで確定していける部分です。
問題は①の役割分担を決めること。これについては、家族それぞれが自分の現状を振り返り出来ることとそうでないことを精査しなければならず、話し合いがなかなか進みませんでした。(ちなみに:兄妹は4人おり、私自身は歳のはなれた末っ子です。)
最終的な決定として、母の退院後ちゃんと帰って来られる環境があること。そのサポートを主に私がすることとなりました。
この時私には、今なにもしなかったら絶対にいつか後悔するという強い思いがあり、他の兄妹の協力も得ながら少なくとも退院から年内・半年は私が側にいることになりました。
現在、朝晩の食事の準備・薬の管理・その他家事・通院のサポートをしております。母はちょっと子供っぽくなりましたが、とても可愛くてこんなふうに歳を取れたらそれもいいな、と思えます。(可愛いって大事なんだ!)
7/ ポートフォリオの制作について
9月から11月頃介護と並行してポートフォリオサイトの制作を行っていました。実際に上記のサイトをデザインからコーディングまで行い、作品ページをそれぞれに作っています ▲
シナカフェでリアルタイムレビューをして頂くなど、見ていただく人にも恵まれ、改良 & 遠回り & 遠回りしてがんばったのものです。
私自身まだ転職活動ができていないため、この辺に対してなにか大きな体験談がある訳ではありません。例えば「PDFにまとめる」にも「サイトにまとめる」にも自分が将来的にどのように仕事をして行きたいのかを軸に判断する。どちらが良い悪いではなく、効率的な見せ方は人それぞれ!ということみたいです。
なにより、掲載物の制作プロセス・どんなことを考えて作ったのかがすごく大事だということを色んな方々の話を聞きながら学ばさせて頂きました。
私の場合は失敗したり遠回りをしまくっておりますが、なるべく自分のことがしっかり伝わるポートフォリオをとにかく楽しんで作ることが一番いいような気がしています。(ちょっとてきとーで申し訳ないです。)
8/ さいごに
ここまで「勉強」と「介護(病気発症から)」について書いてきましたが、現在もどちらも継続中です!あまりながく書くと疲れますね!
◾️デザインの勉強について
オンラインスクールでの勉強はあっというまでしたが、そこで得た知識を使っていくこと・育てていくことがすごく大事だなと感じます。ものすごく端折りますが、今やっていることがちゃんと形になってきたらまた新しいnoteにまとめてみたいと思います。もっともっと成長したいです!
◾️介護について
今後私の転職先が決まった際には、兄が立場を代わって母のサポートしくれることになりました。
それぞれの家庭の事情があり、その中で家族みんながなるべく心地よく健やかにいられる方法を選択していくことがとても大切だと思います。その為に痛いくらい自分に向き合う時間も出てきますが、その前進している感覚は何もないときの比じゃないです。この経験ができて2020年の私はある意味で本当はラッキーだったのかもしれません!
起こったことを前向きに捉える力はこの先もずっと大事になっていくと思います。プラスに変えられるのは自分しかいないので、2021年はもっと毎日を楽しむような心づもりです!(きっと!)
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