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日記 なんでもない日も なんか書く(4/27)

生まれた頃から いつも近くに猫がいた
生まれてすぐの記憶は もちろんないけれど
生後半月くらいの日付がついた写真におさまるわたしの傍らには
猫がいる
幼稚園 小学生 中学生 高校生 …
ずっと猫がいた
ある朝 家の目の前の横断歩道に 生まれたばかりくらいの子猫がいた
急いでいたので すぐに猫だ!とわかったわけではない
私が その子猫の横を通った時に
とても大きな声で「ニャーっ」と泣いたのである
咄嗟に 両掌に その子猫を乗せ 家に戻った
今から考えると 動物を飼うことに とても寛容な家だった
なぜなら すでに4匹の先輩猫と1匹の犬がいたのである
両掌に乗せた猫を母に見せ
「この子 中央分離帯のとこにいたの 轢かれちゃうから」
と預けて すぐに仕事に向かった
その日から うちの子になった
先輩猫たちは もう大人だったので
この末っ子猫の暴れっぷりに
みんなビックリしたり
離れて見守るような
そんな感じだったと思う
その後 妹が結婚するとき その子も一緒に嫁いで行った
妹夫婦は その子をとても可愛がっていた
年々暴れん坊は落ち着いていった
とても美形の猫だった
その猫が その子が お空に逝ってしまった
今朝 妹から電話があり そのことを聞いた
色んなことを思い出し 泣いてしまった
妹夫婦も電話口で泣いていた
泣きすぎて 瞼の端が切れたと言っていた
わたし 今も泣いている
落ち着いたら たくさん話そうと言って電話を切った
もちろん 猫の話
わんわん泣きながら 妹たちと話そう
もちろん 猫の話を
ありがとう
わたしのそばにいてくれた 猫ちゃんたち


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