世界陸上ブダペスト参加資格考察②
どうも、ゆーすけです。
考察①からだいぶ時間が経ってしまいましたが、
今回は公認大会の制限について深掘りをしていきます。
世界陸連は2023年から、ワールドランキングコンペティション(WRk)制度をスタートさせています。
大会が一定の基準を満たさなければ記録が公認されない、という制度です。
記録が公認されないということは、「参加標準記録が認められないどころか、ランキング制度にもカウントされない」事態を引き起こします。
しかも、この制度では世界陸連への事前の届出が必要です。
つまり好記録が出た大会があっても、届出がなければ
それ以外で記録を出さない限り世界大会の参加資格を得られない、ということになります。
詳しくは上記の月刊陸上競技の記事を参照いただくとしますが、
これが大きく影響するかもしれない競技があります。
男子長距離です。
日体大記録会
日体大記録会は横浜市内にある日本体育大学のトラックで行われる記録会のことです。
数年前は「朝から夜までずっと5000m」など平気でやっていました。
この大会は、開催時期、参加者数などから、好記録が生まれやすい大会と言われています。
田澤選手はここで参加標準記録を切って世界陸上への切符を手に入れました。
まだ詳細はわかりませんが、日本陸連の方針ではこの大会が公認大会に含まれない可能性があります。
記録を狙える記録会が公認されないと、選手の出場可能性が狭まります。
ただ、日本陸連の説明ページにあるように、記録会の申請(届出)は任意です。
公認大会かどうかの確認が必要となりそうです。
まあ、他の大学の記録会が公認大会になるようなので、公認されるとは思いますが。
おわりに
先日、アジア大会にロシアとベラルーシが参加する可能性がある、という報道がありました。
結構厄介なことになりそうです。
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