東京リベンジャーズ2、まもなく公開

注意

第一作や今後の展開のネタバレを含みます

2023年4月21日、いよいよ東京リベンジャーズ2前編が公開される。

前作は大ヒットしたので期待している人も多いだろう。
しかし、正直、私の中には期待と不安が入り混じっている。
正確に言うと不安の方が強い。

これからは、それがなぜかを書き連ねる。

ストーリーの辻褄が合わない恐れがある

第一作の映画の改変によって辻褄が合わなくなっているのだ。
具体的には予告の冒頭にある爆破シーンだ。
そこまで(原作漫画・アニメ)の流れはこうだ。

・主人公・武道が「元カノの日向の死」という過去を変える
(ここまで映画第一作)
・外出先で日向の死を暗示させる言動をする男と会う(武道はそれに気づかず)
・武道がその男の手にある「罰」というタトゥーを確認
・タトゥーによってその男が半間だと分かる
・嫌な予感
・日向の乗る車が爆発(ココ)

このシーンのポイントは「武道が半間を認識した」ということだ。
それはそれまでの展開の中で2人が対峙しなければ成立しないのだ。

しかし、第一作では半間のシーンが極端に少なかった。
俳優本人が5秒3セットと自虐するくらいに。

セリフに至っては一言だけである。
これが原因で、映画第一作では武道と半間が接触するシーンがなかった。
だから武道は半間の手のタトゥーのことを知らない。
だから嫌な予感がそもそも起きようがないのだ。
ここをどう処理するかによってストーリーの良し悪しが決まるといって過言ではない。

ストーリーの良し悪しが観客動員を左右し、続編ができるかが左右される。
原作通りに進むとかなり長丁場となることが予想されるので
ここでつまずいたらジ・エンドだ。
評判が悪ければ続編は作られないと思った方が良い。

敵役:鈴木伸之という最強のカードを切ってしまった

もう一つ不安材料がある。
敵役のキャスティングだ。

敵役には体格などの威圧感が必要である。
鈴木伸之さんは大柄で声が低く、悪役には持ってこいの存在となる。
第一作ではその役割が十分に果たされた。
ただ、正直鈴木さんを超える敵役は私には思い当たらない。
ストーリーが佳境になっていくにつれ。強いキャラクターばかりとなる。
それに見合った人材は果たしているのだろうか。
続編を作っていく上でキャスティングが一つの障害となると私は考える。

現実になってしまった「血のハロウィン」

今回の映画が2部作である情報リリースは去年の11月14日に行われた。


映画公式HPのスクリーンショット

しかし、これは一部媒体によって10月31日にリリースされた。(その後削除)
これは私の推察だが、ソウルの繫華街 梨泰院の雑踏事故により延期となったのではないだろうか。

現場には血痕が多く残り、この作品がなかったら「血のハロウィン」と呼ばれていたかもしれないほどの惨状だった。
私自身、正直人があんな平らになってしまうとはかなりショッキングであった。

まああのタイミングで「血のハロウィン編です!!!」なんてできないよな。

紆余曲折あって公開を迎える東京リベンジャーズ2。
どのような作品となるか楽しみである。


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