スキだった人が夢に出てきた
スキだった人が夢に出てきた。
私は大学時代の3年間くらいは、その人のことを尊敬していて、あんな人になりたいとあこがれていたのもあり、その人のことを好きだと気付いたのは、3年目になってからだった。
恋愛経験が全くなく、その人と付き合いたいとか、セックスしたいとが全く思わないわけではなかったけど、これは処女あるあるで、「その人の一番になれたら嬉しい」となんとなくふんわり思っていたくらいだった。
この願いが一番がめついかもしれないですよね(笑)
友達に相談するのも恥ずかしく、でもなんとなく先輩に相談したら親身になって聞いてくれたので、恋愛初心者ながら一生懸命相談したのを覚えている。
私は、女姉妹の中で甘やかされて育ったので、自分のことをカワイイと思って信じて疑わなかったし、自分は他の人と違った魅力を持っていて、それに気づいてくれる素敵な人が来てくれる。と信じていたので(今でも信じている)、好きな人が出来ても、その後自分からアプローチをする、とか連絡先を交換して電話するとかそういった具体的な行動を実行に移すどころか、思いもつかなかった。
私は24になった今でも、中学生の恋愛の仕方のまま、その先に進めずにいる。
なので、私はその人を好きになったその日から、特に可愛くなる努力もせず、連絡先を交換することもなく、「今日は話せた!」とか、「今日は目が合った!」とかそんなことでいちいち喜び、ただ視線を注ぐことしかできずにいた。
親身になって相談を聞いてくれた先輩と、私の好きだった人が付き合っていると聞いたのは、その先輩の追い出しコンパの時だった。
その話を聞いた時、私は「自分は悲劇のヒロイン」であることを信じて疑わなかったので、今思えば惨めで恥ずかしく思い出したくない行動をとった。
今まで、その先輩に励ましてもらって頑張った電話も、今度3人で遊ぼうと誘ってくれていたことも全部、先輩にとっては余興にすぎなかったのかな、と思った。見事に手のひらで踊らされていて、私はモブキャラだったのかもしれない。(かもしれないのではなく、完全にモブだった)
それが3年前の話で、
今、その先輩と好きだった人は、もうとっくに別れて、別々の方とお付き合いをしている。
その2人が、結婚して子供が出来て、ご飯を食べに来たところに出くわす、という夢を見た。
その時、私は惨めで2人ともにちゃんと挨拶も出来ず、逃げることしかできなかった。
起きてみて、冷静になってもなお、自分の惨めさが色濃く残るので供養としてnoteに。