<後編> 長続きするカップルの12の秘訣
前回のこちらの記事の続きです。
今回は後半部分の6点について、私たちの反省点も含めて考察していこうと思います。
7 ケンカは悪いことばかりじゃない
ケンカではなく話し合いは、私にとってはとても大切で必要なことです。
言いたいことを言えない関係では私は決して幸せを感じられないからです。
しかし、わかりあうために始めた話し合いがケンカに発展することが以前はよくありました。
また、伝え方が自分本位で、売り言葉に買い言葉になってしまうこともありました。
ここで黙っていれば夫婦円満で波風が立たないという場面もありますので、なんでもかんでも言葉にするのは良くないかもしれませんが、タイミングを見計らって言いたいことはしっかりと伝えるようにしています。
今でもお互いが仕事やその他の悩み事でストレスがあるときなど、ちょっとした言葉に否定的に反応してしまうことがありますが、お互いに徐々に自分をコントロールできるようになり、気持ちの切り替えができるようになってきました。
ちなみに夫は、現在、仏陀レベル1(超初級レベル)だそうです。
私の言葉に大きく反応して大きく落ち込んだり怒ったりしていた頃もありましたが、私との結婚生活の修行の中、禅(ZEN)の精神を学んでいる最中らしいです。(笑)
8 お互いに忠実でいること
これは、自然にできていると思います。
この人とお互い決めて結婚したのですから、当然だと思っています。
9 ユーモアを忘れない
苦手項目ですが、今後は、日々の暮らしにもっとユーモアを取り入れて、笑いのある生活を送っていきたいと思います。
10 どれだけ大切な存在であるかを伝える
これは、私はほぼ毎日伝えています。
日々の当たり前の暮らしがあることの幸せ、それが夫の存在のおかげだということを普通の会話の中で自然に伝えています。
夫に対しては、いつも感謝の気持ちを感じているので、私の表情や態度などで、もう十分に伝わっているとは思いますが、それでも言葉で伝えずにはいられないくらいの無条件の愛情を注いでもらっているからです。
それは何も特別なことでなく、赤の他人だった二人がこうして家族になって、お互いの人生に責任を持って関わることを約束し、それを実行し続けていることが、奇跡のように素晴らしくありがたいことだと思うのです。
感謝の気持ちは、夫の稼ぎの額や、レストランに連れて行ってくれたりプレゼントをくれる回数とは全く関係はありません。
私を生涯の伴侶に選んでくれて、夫としての責任を果たし続けていることに、いつも感謝しています。
11 どんな関係を求めているか理解する
これに関しては、今後変わっていく可能性もありますが、今の段階ではお互い理解し合っていると思います。
お互いの望む関係に多少の違いがあったし、これからもあると思いますが、徐々に擦り合わせて譲歩しながら、お互いが納得できる妥協点を見つけていければいいと思っています。
12 幸せは、それぞれが掴むもの
これはある意味当たり前のことで、人は自分が見ている世界しか見ることができません。
いくら相手の立場に立って考えても、それは自分のフィルターを通して見た相手の立場ですので、完全に理解し合うことは難しいのではないかと思っています。
子育ても同じですが、親が代わりに幼稚園や学校、ましてや職場に行ってあげれないのと同様に、夫婦でも相手の人生の学びの場に入り込んでなんとかしてあげることはできないものです。
家庭以外の場で出会ういろいろなことは辛いことも含めて貴重な学びの経験ですので、せめて家庭では安らげる環境を整えたいと思っています。
そのためには、やはりお母さん(妻)が幸せであること、いつも笑っていることが大切だと思います。
女性が幸せそうにしている家庭は、良いオーラに包まれ、家族全員が安らげる空間になるように感じています。
特に女性は、自分の幸せを誰かがしてくれることや物事の結果に依存する傾向がありますが、自分で自分を幸せにできるようになると見ている世界が大きく変わっていくことに気づくことができます。
それができない限り、どんなに素晴らしい男性と巡りあっても、お子さんが学業でどんなに成功しても、次から次へと自分以外の誰かに依存する次の理想が出てきて、将来への不安や心配事はなくならないのではないでしょうか。
パリにやっと春がやってきました。
この週末は、青空が広がり、気温も穏やかで絶好の行楽日和です。
土曜日は、シャンティイ城まで足を伸ばしてきました。
2万歩まではいきませんでしたが、結構歩くことができました。
<追記>
1年前の記事です。
この頃の夫は仏陀レベル1(超初級レベル)でしたが、ここ1年でかなり鍛えられたようで、かなりの仏陀になってきました。
このままでは出家してしまうかもしれません。(笑)
記事の中のシャンティイ城の庭園のはずれにあるレストラン「LES GOUTERS CHAMPETRES」元祖『クレーム・シャンティイ』をいただいてきました。
シャンティイ城の腕利き宮廷料理人であったフランソワ・ヴァテール氏(Francois Vatel 1631-1671)が生クリームを撹拌すると泡立つのを発見してこの名前がついたと言われています。
🔗 元祖クレーム・シャンティイを食べてみた(ミカリュス・ブルガリスのパリ・ガイドブック)
シャンティイ城でいただいたクレーム・シャンティイに対抗して、夫が元祖のレシピを使って手作りクレーム・シャンティイを作ってくれました。
🔗 バニラビーンズたっぷり手作りクレーム・シャンティイ(ミカリュス・ブルガリスの心の薬箱)April 04, 2017 00:56:20 テーマ:フランスくいしんぼう日記
夫に出家されてしまったら、美味しい手作りお料理やお菓子が食べれなくなってしまうので、禅修行もあまりスパルタにせず優しくしようと思います。
元記事:<後編> 長続きするカップルの12の秘訣(ミカリュス・ブルガリスの心の薬箱)March 13, 2017 12:45:06 テーマ:恋愛・結婚