冬のショーウィンドウ

寂しい気持ちも味わい愛でる


彼がずっといなくて、このままずっとひとりぼっちの人生なのかなと不安になることもあるかもしれません。

夫がいても、彼がいても、家族がいても、寂しい気持ちになることってあるものです。


私がシングルマザーだったとき、私もとっても寂しい気持ちになることがありました。

子供がいてもやっぱり寂しかったのです。


でもそこに蓋をしない方がいいと思うのです。



なぜならその気持ちって、パートナーに見つけてもらうためには大切だからです。

全部、全部、自分で満たしてしまったら、運命の人がはいってくる隙間がなくなっちゃうから。


寂しいときがあってもいいのです。

寂しい気持ちを嫌って遠くに追いやろうとするのではなくて、抱きしめて味わい愛でてあげましょう。

そして、また前を向いて幸せを探しにいきましょう。

遠くに探しに行かなくても、目の前にある全ての愛に感謝してみましょう。


東京で母ひとり、子ひとりで暮らしていた頃、家族連れで賑わう桜並木の隅に、小さなゴザを敷いて息子と二人でお弁当を食べたことがありました。

仕事と保育園の往復で、同僚たちとのアフターファイブの飲み会にも参加する機会もなかったので、週末を一緒に過ごす独身の友人もあまりおらず、晴れた日曜日は子供とどこへ出かけてもパパとママがいる家族連れが眩しかったのが思い出されます。


苦しくて息もできないような気持ちになるときもあるかもしれませんが、時間の流れとともに状況は変わってくるものです。

と言っても、お布団にくるまってじっとしているだけでは、奇跡が起こるかどうかはわからないので、少しずつ、ほんとに少しずつ、自分のペースで何かを始めてみてくださいね。

何もやる気が出ないほど疲れているときは、しっかり休んで、少し回復してきたら、楽しいと思えること、小さな幸せを感じられること、美味しいケーキを食べたり、好きな作家さんの本を読んだり、心のケアをしっかりしてみてください。

かわいくてたまらない孫に接する気持ちで、自分自身を扱ってみてください。

慣れないと難しく感じるかもしれませんが、だいじょうぶ、きっとできます。


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元記事:寂しい気持ちも味わい愛でる(ミカリュス・ブルガリスのフランス語恋愛絵日記)

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ミカリュス
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