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ホメオスタシスと無知の知


ホメオスタシスについて聞いたことがある方もいらっしゃるかと思います。

ホメオスタシスとは恒常性維持機能のことで、慣れ親しんだ環境を維持しようとする生物全てが持っている生命維持装置のようなものです。



スピリチュアルな学びも同じで、劇的な変化を望む人も多いですが、セミナーなどで集団の中で講義を受け、その時は気持ちが高まって、何かが変わった気がしても、日常に戻るとまた普段の考え方や思い癖が出てしまうとこうことはよくあることです。


それは、ホメオスタシスが働いていて、今まで慣れていた脳の使い方に戻ろうとする自然の力が働いてしまうからだと言われています。


海外旅行したときに、素晴らしい歴史や芸術に感動して、よし、日本に帰ったらそれらについてもっと勉強するぞ、次回に訪れたときは、現地の言葉ももっと喋れるようになっておこう!と強い決心をするのですが、日本に戻ってきたしばらくすると、まあいつかやろう、みたいな感じでやらないってことはありませんか。


私はあります!

しょっちゅうです。(笑)



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臨死体験や生死に関わるような病気、また大切な人を永遠に失ってしまった経験など、劇的なことが起こった場合は、ホメオスタシスも何も関係なく、一瞬にして生まれ変わり、その後の人生が激変するということもあるでしょうが、一般的な学びの中では、行きつ戻りつ、二歩進んでは三歩下がり、また二歩進んで、全体でやっと一歩進みましたという感じではないでしょうか。



でもそれでいいのです。

というか、ホメオスタシスを発動させないためにもそのほうがいいのです。



小さなこと、今できることから少しずつやっていけばいいのです。

ありがとうを1万回言えば、人生が変わると言われても、1万回、一挙に言えなくても、思いついたときに、1回とか2回だけ言ってみることから始めてみたらいいのです。


なんだか信じられないなって思っても、ちょっとだけ、好奇心を持って始めてみたらいいのです。



私がここで書いていることは、言い古された誰でもどこかで聞いたことのあることばかりかもしれません。


でも、その聞いたことのあることを、実際にやってみて、しかも何年も続けてきた人だけが、本当の気づきに出会えると思うのです。



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私は、かなりの人数の小学生から高校生までの家庭教師や塾の講師をやっていたことがあるのですが、何が学ぶとき、すぐに『もう知っている』と言う生徒で伸びた人はいませんでした。


例に漏れず、私の息子も同じで、それは知っているとよく言っていましたが、知っているだけで練習を繰り返さない問題は、試験で解くことができず、やはりそれなりの結果でした。


私が息子に口を酸っぱくして言い続けていたことは、知っていると思うことで全ては停滞してしまう、自分は知らないということに気づかない限り、前には進めないということです。




魔法の玉手箱では、皆さまが知っている(でも忘れているかもしれない)当たり前のことを、表現を変えながら、少しずつ書いています。


今すぐ変わりたい。

楽になりたい。



と思っても、急がば回れで、ホメオスタシスが発動しないように、温度が少しずつ上がってくるお湯の中でカエルが茹であがってしまうように(なんか例えがちょっと違うかもしれませんが。汗)ゆっくりとじっくりと進んでいきましょうね。


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フランスから愛を込めて

ミカリュスより❤️



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ミカリュス・ブルガリスの世界へようこそ。 ブログでは書けない深くて濃いお話をしています。 愛のある暮らしと地に足のついた精神世界、そしてお…

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