生涯現役で働けるのなら年金とかどうでもよくなるというお話 - 働くことを労働や時間の切り売りとして考えるのではなく、好き・得意を生かして楽しく生きがいを持って社会貢献していこう!
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2024年には3人に1人が65歳以上という「超々高齢化社会」が訪れると言われています。
かつて当たり前であった、昭和型のキャリアプランが、使い物にならなくなることを意味しています。
実際「正社員になり定年まで勤めあげる」という生き方をする人は、年々どんどん減ってきているのが現状です。
経済産業省の試算によると、「結婚・出産、そして添い遂げる」という生き方をする人は1952年代生まれでは81%だったのに対し、1980年代生まれでは58%にとどまるのだそうです。
「夫は定年まで正社員」
「妻は子育て中心の専業主婦」
という昭和のモデルケースのような家庭は、今現在でも、一昔に比べるとかなり少なくなってきているようですが、これからも加速度的に減ってくるでしょう。
定年年齢も、1980年代前半までは55歳が一般的でしたが、1986年に高年齢雇用安定法が制定されると60歳定年が努力義務になり、2000年の改正法では65歳定年が努力義務に、そして2012年改正法で完全に義務化されました。
政府は現在、70歳定年を目指していますが、これまでの流れから考えると、2020年代には実現すると言われています。
私は「人生120年時代」と真剣に思っていて、健康な人であれば、80歳ぐらいまで働き続けるのが当たり前になる時代が来ると思っています。
また、公的年金の受給開始年齢を引き上げるしか、年金制度は破綻の防ぎようがないと言われています。
今の40代が高齢者になって年金を受け取れるのは、75歳か80歳になってからの可能性だってあるのです。
給付額が大幅に減る可能でもおおいにあります。
国民にすべてが平等に享受できるベーシックインカムが導入されれば、高齢者だからといって特別扱いされることはなくなり、自助努力がさらに必要になってくるのは言うまでもありません。
医療技術の進歩に伴い、平均余命はさらに伸びる可能性が高いですので、多くの人が思ったより長生きする可能性もあります。
政府は労働基準法を改正し、「時間外労働の上限規制」を打ち出しているそうです。
大企業では2019年4月、中小企業では2020年4月から適用され、時間外労働は確実に減っていきます。
残業時間の短縮化に伴い、実質的に給与が削減される人も出てくるとのことです。
会社に所属していれば将来は安泰という時代ではなくなっているのは、もう誰も異論はないかと思いますが、それでもまだまだ組織に依存して生きるという生き方しか思い浮かばない人も多いように感じています。
年金や健康保険などの社会保障費は財源的に極めて厳しいと言われておりますので、60歳くらいで定年を迎えて、老後は悠々自適に暮らそうというライフプランは、もう過去の遺物としか言いようがありません。
ではどうすればいいのでしょうか?
働くことを労働や時間の切り売りとして考えていると、80歳まで働くと聞くとすごく辛いことのように感じるでしょう。
しかし、定年後に家に引きこもっていたり、趣味もライフワークもない場合、あっという間に老け込んでしまう人(特に男性ですが)が多いことを鑑みてみても、健康で長生きするためは、生きがいを持って何かしらの社会貢献をし続けていたほうが楽しいと思うのです。
若い時は、恋愛や遊び、旅行など、楽しいことがいっぱいあります。
会社員として仕事としていると、早く定年になって楽になりたいと思うこともあるでしょう。
女性の場合は、40歳くらいから、ホルモンバランスが乱れてくることもあり、会社員として朝から満員電車に乗って、身体的にも、残業も含めて8時間とか9時間と働く生活がきつくなってくる場合もあります。
その理由は、体力的なことはもちろんなのですが、年齢を重ねることで、自分らしさとは何なのかに薄々気づいていき、若いときに周りの流行やその時代にもてはやされた幻想の安定(結婚したら安心、正社員になれたら安心)などという固定観念で選んできた生き方が、今の自分に合わなくなってきているということもあるのだと思うのです。
もうこれ以上、自分を殺して生きるには嫌だ!
という魂の叫びのようなものが、自然と湧き上がってくる時期は、人によっても違いますが、40歳前後に大きな意識変換を感じる人が多いのではないでしょうか。
会社だけの人間関係ではなく、趣味や副業などによって、多様なコミュニティを持つことが、より豊かな人生につながります。
それは実際にリアルな場所で交流を育むということもできますが、こうしてインターネット上で、自分の好きを生かしたコミュニティを作ることも可能な時代です。
副業をすることは単に副収入を得るだけでなく、世の中のニーズを知り、自分自身の適性を再発見することにもつながります。
今までの時代は、若いうちが勝負で、できるだけ良い学歴や資格を手に入れ、それを武器に定年まで乗り切る、もしくは転職に成功してレベルアップを図るという図式が成り立ってきたでしょうが、これからの時代は、個人一人一人の適正に応じて、得意なこと、好きなことを提供していくことでビジネスが成り立つ時代になっていくと考えています。
そういう意味でも、40歳という年齢は、それまでの人生経験や学びを生かして、自分という商品を売っていくことができる世代に突入したと言えるのです。
もちろん、今、20代、30代の方やそれ以下の方は、それより上の世代の方たちよりも、時代の空気をより肌で感じていらっしゃる方も多いので、若くして自分ビジネスで成功している方もたくさんいらっしゃるでしょう。
そう考えると年齢というものは全く関係なく、教えてもらうほうも、自分より若い先生から学ぶことで、新しい生き方や考え方を知ることができますし、反対により人生経験の多い年上の人からも、経験と実績に裏付けされた多くのことを学ぶことができます。
今までは、人生の前半に好きを押し殺して、社会の求めるものを追求して、人生後半を楽に乗り切ろうという考えの方が多かったかもしれませんが、これからは、人生の勝負が後半に移って、それまでの生き方が問われることになると私は考えています。
そういう意味でも、今の年齢に関わらず、各自の潜在能力の開発に常に挑戦し、得意なこと、好きなことを追求していくことで、それが仕事に繋がる時代が来ていると言えます。
今日は、かなり熱く語ってしまいましたが、ここに来てくださったいる方は、
もう我慢できない!
これからは自分を生きる!
と決めている方だと思っています。
すでに、自分の好きを始められている方もいらっしゃるでしょう。
もう始めている人も、これからの人も、今の年齢は全く関係ありません。
会社からお給料をもらうことだけが、生きるための糧だと思わないでください。
会社は自分を生かすツールに過ぎません。
もし、その場所で輝くことができないのなら、自分が輝ける場所に移動できるように、好きなことをする時間を少しでも取っていきましょうね。
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