2024.5.5 アルバム制作 - バイオリン
さあ、本格的にアルバムレコーディングが始まるぞ!と思った矢先に体調を崩してしまった私なのですが。何なんでしょう、遠足前夜の子供か。
不甲斐ない思いに駆られながらもメンタルは整った私。自身への言い訳のようではあるが詳しくは寝床で書いたこちらを。
新曲2曲の為に割と早い段階から押さえていたスタジオ2日間、初日は喉が戻らないと予想しキャンセル、2日目はどうにかなるかと思いきや、鼻声が目立ち過ぎて「キャラ変した?」と言われかねない歌声。何よりいつもコントロール出来るニュアンス部分が思うようにいかないので、歌っていてもあんまり楽しめない。アレンジの山本さんとエンジニアさんとも相談し、歌入れは断念する事に。はぁ。。情けないな。
そして、バイオリンRECだけは遂行しようと思い益子侑さんをスタジオで待つ。
私、益子さんとは初対面なのです。もう1回書きますよ、益子さんとは初めましてなのです。
ここ10年以上イタリアでお世話になっている方に、今年2月にLINEでご紹介頂き即連絡をしました。なので益子さんのバイオリンは聴いた事がなく今回初めてスタジオで聴きます。もう1回書きますよ、益子さんのバイオリンは今回スタジオで初めて聴きます。
ここだけ読んだら、まあまあ思い切ったなと思われそうだが、理由は2つある。
まず、出会いに意味のありそうなアーティストにはすぐ声をかけてコラボしてしまおう!という方針を掲げたから。だってタイミング待ってたら時間なんてすぐに過ぎ去るじゃん。
そして、10年以上私を知っている方が合わない人を紹介する訳が無いという信頼感から。特にイタリアでの10年以上の経験は私を成長させてくれたし、その方ともあれこれ言い合ったり面倒な私の性格に付き合ってもらったり、一晩では語り尽くせない10年分の出来事があり、その上で今はとても良好な関係で仕事を進められている。だからこそ、アーティストとしての私を熟知してくださっているとも言える。
そんなこんなで、今回アレンジに打ち込みストリングスが入っていたので「バイオリン、生にしませんか?」と山本さんに申し出て、益子さんにお越し頂いたという流れ。
初対面の益子さんはふんわりとした優しい雰囲気の方で、まずはホッとする。そしてコントロールルームでドキドキしながらセッティングを待つ。絶対に大丈夫と思いながらも、いやまさか、万が一違う印象の音だったら・・・?と不安がゼロな訳ではない。
そして聴いたワンフレーズ目、、「あ、大丈夫もう問題なし!」だった。
お話ししている時の優しい雰囲気とは裏腹に、弾き始めると熱い情熱を音に乗せられる素晴らしい奏者でした。細かい要望にも即お応えくださって、大満足な時間。楽曲が一気にゴージャスになったな。
生楽器はやはり生演奏が良きです。お陰様で私の歌声もまた一段高い気持ちで魂を吹き込めそう。(早く声を治さないとね。)
Youtubeアカウントには沢山の動画が投稿されています。是非こちらご覧頂きつつ、新曲コラボを待たれよ!
益子侑のヴァイオリン研究室