ゼロになったら新しいことが舞い込んでくる話は本当!〜25歳からのshozo偏愛、第一章〜
2015年2月に三茶の月工場を去ることを決め、2ヶ月後には無職になり、
山形の実家に出戻り田舎暮らしを決めたものの、100%ノープランでした。
人生でこんな大きな断捨離したのは初めて。
(今はもっと断捨離して、スッキリ爽快です)
大きい隙間がぽっかりと。
仕事をゼロにして、真っ白になってしまったワタシ。
月工場の店主を「辞めます」って言ったあとの
爽快感の真裏には、不安1000%。
今現在は「まぁ、なんとかなるか!」って言えるようになってきたけど、
その当時はまだ、頭ん中は不安1000%でした。
この時点で、ワタシは43才。
もちろん彼氏なし。
(止めてくれる殿方がいたら山形帰らないわ!今も求婚してくれる人もおりませんが)。
見る人から見たら、お先真っ暗の負け犬の遠吠え。
(大好き酒井順子さんの書籍懐かしい)(この辺のプライベートに関してはまたしばらくしたら濃密に綴ります)
知人やお客様に退職と東京を去ることをこっそり告知し始めた3月。
風の噂を聞いて、と、月工場に顔を出してくれる人が増えた。
その中に、shozo青山のスタッフみおちゃんも来てくれた。
「みかさん、本当に辞めて山形に帰っちゃうんですか?」
「そうなのよ、山形帰っても、何にも決まってないんだけどね…
寂しいねぇ、みおちゃん、色々お世話になりました」
本当は山形に帰って、ゆっくりしようなんて思ってはいたものの、
職が決まってないことのプレッシャーは、
月工場、東京を去る現実の寂しさより、何倍も上回っていた。
(実家に戻るので、住む場所はあるが)
あー、まじで、なんにもなくなるなぁ、ゼロ地点だわーと。
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