fmぜんこうじ ラジオカフェこころ

ラジオカフェこころ 令和3年度9月度 通算54回目
令和3年9月、54回目になります。
 秋が始まっている感じですね。1月から1年を4分割すると第3四半期の終わりということになります。今年、年初に立てたそれぞれの思い、目標をふり返ってみたらどうでしょう? 
振り返るのに遅すぎることはないと思うの。まだ12月まで3か月ある。3か月あればある程度のことは出来ると思いますので2021年コロナ下でもこんなことを実現できたと年末は声を大にして話したいですね。 
今日のテーマは「人間関係と役割の話」
 昨年から話す内容はコロナ問題が多いかもしれません。では人の悩みとなると大半は人間関係の問題がいつも上位となります。コロナ感染下でリモートワークが進みました。リモートワークでコミュニケーションが楽になった一方で、やはり対面のコミュニケーションが必要という報告もあります。業種によっても違うでしょうがコロナが収束したらリモートワーク縮小するという企業は約4割あります(読売新聞主要121社調査)。中小企業対象の調査であればこの割合はもっと増えると思われます。画面を見てのコミュニケーションより対面で感じるコミュニケーションは人が人である限り、対面で体感するコミュニケーションは大切だと感じている。私自身もそう感じます。来週もリモートで講演頼まれていますがやりづらいな~というのが印象です。


 さて、人間関係がこじれる時の関係を見ると、3つの役割を負っていることを見ることが出来ます。お互いに理解し合う良い関係の時ばかりではないのが人間関係です。その関係がこじれる時は、自分の主張が相手に通じない、自分の思いを理解してもらえなくて対立関係になります。そうして、こじれた関係における役割を見ると、ひとつの役割は相手を批判攻撃する役割ということになります。もうひとつは受け身になって凹んでしまう、被害者だと否定的に見てしまう役割ということになります。その役割を交互に交換しながらこじれていきます。どうでしょう?
 家庭の中でも頼んだことをやってなければ、「やってないじゃないか」「私だって忙しいのよ」と言い合いしながら、責め合うことで、そこから、過去のことをほじくり返しながら、あの時も、その時もと責める、相方は責められて自分に非があると思うと黙って引きこもってしまい、何日か口をきかない、なんてことはあると思います。
 こうしたこじれた関係をどうするか、物理的に少しの時間を置くことで3人目の自分が動き出すことになります。その役割は「仲裁者」ということになります。
 責める役割、受ける役割、仲裁する役割、3人いるということは知っておいて良いともいます。少しの時間がポイントです。長くなってしまうと仲裁する自分がタイミングを逸してしまうからです。
日常の中で対立、喧嘩してしまう局面はあると思います。感情がプチ暴走することは良くあると言って良いと思います、仕方ないですよね。喧嘩しながら理解し合うから喧嘩そのものは悪いわけではない。問題はその火の消し方、一旦言い合ったら、仲裁者の役割を働かせて、ちょっと言い過ぎたかな、と思えば「さっきは言い過ぎた、ごめんね」と言えば仲直りは早くなる。
 悪い例をひとつ話しますね。夫が問題を起こす、妻にバレる、ところが夫は一方的にお前が悪いからだ、と妻を責める。幼い子供たちを抱き込み「お母さんが悪いから」と、内向的で消極的な妻は「悪いことをしたあなたが悪いのよ」と言い返す役割を負うことができずお酒に走る、さらに薬まで飲み始める。ここまで来ると第三者の仲裁者が入らないと修復困難となります。今の社会は第三者を求めずに出口を塞いで問題がこじれ、ねじれしまうことが多い気がする。
 少しの時間の経過の中で仲裁の役割を機能させて事なきを得る一方で、時間の経過が問題を深刻化させてしまう場合もあるのです。
そして、実はもう一つの役割があります。それは自分をながめる観察する「俯瞰する役割」関係全体を眺めている自分です。この4つ目の役割を持っていると、長引かせずに修復することできます。この4つの目の役割を身につける日常の習慣があるとすれば、寝る前に1分でいいから少し自分と相手を振りかえる習慣を持つことが大切ですね。
 令和3年9ワンポイント
「人間関係を改善修復する4つの役割」

責める役割、受ける役割、仲裁する役割、俯瞰する役割、自分の中にこの4つの役割がすでにあることを理解してみましょう。
ホームページにアップされているものもありますので聞いてください。
https://www.micc-co.jp


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