いい企画の作り方ってなんだろう
#10min -challenge
[要素]
落語、ラジオショッピング、真心と下心、仮説/KPI抽出/立証/再度仮説へ、口説ける相手を探していかに口説くか
今日から企画書のコンサルを請け負うことになった。
第一号となるお客様といろいろ雑談していて、「どんな思考経路で企画考えてるのか?」という話になり、試しに1つの商品を題材にコミュニケーション企画を考えて、そのときの思考の変遷を観察してみた。
すごくシンプルなこととして、「自分ないしは知人に売るとしたら、どんなプレゼンで相手が『それめっちゃ欲しい』となるかを考えることが広告企画だ」ということに気づいた。
やる気あるビジネスマンに「社員のやる気を高め売り上げを500%にあげたコーヒーブレイク術」という自己啓発本は売れるが、同じ相手に「モテ度300%アップ!平子リサの美容テク」はなかなか売れない。
そもそも欲しいと思いそうな相手はだれか
次に、「なんて口説いたら欲しいと思うか」に考えをめぐらせ、
その次に「具体的なコミュニケーション手法と経路(SNS/バナー/口コミ/Youtube/リスティングなど)に載せたとき、どうあるべきか」を考え、一旦仮説が出来上がる。
あとはその仮説の中の「仮に◯◯の場合」としていた「仮の変数」を並べた、クライアントが持つデータやら一般的な市況データや学術論文などを漁って、その仮説の整合性/誤りを確かめて補正する。
確かめてる中で意外なデータがあった場合はもういっぺんそれを元に一から口説くシミュレーションをして仮説を練っていく。
こんな経路で考えていた。
資料は正直なくても良くて、口頭で、落語のように/ラジオショッピングのように話してもクライアントは口説ける。
「可能な限り近い認識をもつため」「社内で一人歩きしてもいいため」に資料をつくるだけ。
よくかっこいい企画書を書こうとする方、厚みのある資料を作ろうとする方がいるが、大切なのはふとした喫茶店でパッと話せる味のある話を練るほうがよっぽど大事と気付かされました。