見出し画像

【居宅介護】余談

父96歳。要介護3。

89歳まで自転車に乗っていた。
転んで救急搬送され、約1ヶ月入院したのをきっかけに
自転車は処分。

近くのスーパーへは、リュックを背負い徒歩で行くようになった。
足腰しっかりしている。

かる〜く認知症もある。
総合病院の内科医に、
「神経内科で診てもらっては?」とやんわり言われて、
「え?そうなの??」と思ったくらいだ。

ぼんやりしているムスメだ。

話題や会話に困らないし、物忘れなどわたしもあるくらいだから、
認知症、ということに結びついてなかった。

ちょっと今、何年まえかはっきりわからないけれど、
夜中にトイレでよろけて転んでしまい、扉のレバーで腕を怪我し、
形成外科に通うようなことになってしまったので、

そうだ!トイレに手すりをつけよう!と
介護認定を受けることにした。

うん、
目論みとしては、手すりをつけるのに補助が受けられるからだ。

設計事務所に勤務していたこと、
区役所の保健福祉課でアルバイトをしていたときの知識が役立った。

こういう制度があるって知っててよかったわ〜。

いや、そうなるまで、介護保険を利用するなど発想がなかったくらい元気なのだ。

結果、
いろいろと自立しているので、「要支援」

いや、それでもありがたい。
「すこやか住宅改造助成」が受けられる。

限度額は20万円。
費用の2割が本人負担。

据え置きタイプの手すりをレンタルという方法もあったけど、
先々のこと、、、、
これから先は、わたしにも手すりが必要になるんだから、と
工務店さんに頼んで、取り付けてもらうことにした。

トイレと浴室に手すりをつけた。

玄関にもつけたかったけど、限度額を超えてしまったので、
将来わたしの介護保険認定で取り付けることにする。

浴室にシャアーチェアーも購入した。

要支援なので、他に受けられるサービスはほとんどなく、
移動のための車椅子は、自分で実費で借りることにはなったけど、
包括支援センターの方の紹介で、安価で借りれる事業者さんを紹介してもらった。

本人も元気だし、しっかりしているので他には必要なかった。

父とわたしには、家で過ごすのが普通のことで当たり前だった。


わたしが、第2回くも膜下出血で入院したとき、
病棟にいた看護師さんが就労支援センターに異動になっていて、
外来に行ったとき、ちょこっと話を聞いてもらうようになったとき、
父のことを話すと、
「ケアマネさん、ついてる?」と聞いてくれた。

ケアマネさん、、、
実は、誰にどう依頼したらいいのかわからずにはいた。
ウワサでは、ケアマネさん次第で良くも悪くもなるとか、、、、、、、

慎重に選びたかった

そんなときに、その看護師さんが紹介してくれる、ということに!
ノー外科の認定看護師さんでもあるし、
患者さんは、退院後に介護だったりリハビリだったりと利用する人も多いだろう
病院としてもケアマネさんや事業者さんとのつながりもある

その中でも、その看護師さん一押し!の人を紹介してくれて今に至る

「要支援」から見直しで、「要介護1」となった父

わたしが、チラッとこんなのがあったらな〜、と呟いたことも
検討してくれて、おおよそ叶えてくれる

最近の電動車椅子のこともそう
ほんとにありがたい

一昨年から去年にかけて、
心不全〜骨折〜コロナでの入院が半年ほどがつづき、
去年5月に退院した後が、要介護度の見直しタイミング

入院中も認知症は、さほど進行せず、
骨折した後なので、歩行はピックアップを利用

「要介護3」になった

おかしな話だけれど、ケアマネさんとムスメは喜んだ

限度額が上がって、使えるサービスが増えるからだ

決して、状態が悪くなったわけでないことは、ケアマネさんもムスメも理解しているので、
リハビリ病院のドクターが、大袈裟に書いてくれたのだろう、ということにした。

早速、週2日ずつの訪問看護と訪問リハビリを週3日にした。
これで月曜日から土曜日まで平日は、どちらかが父の様子を見てくれる
約1時間くらいではあるけれど。

暖かくもなって(いや、暑くも)きたので、
リハビリの内容をもうちょっと濃くしてもらい、
電動車椅子も来たことなので、外へのお散歩なども
取り入れてもらいたいと思っている介護計画の見直しの今月。

ノー外科の看護師さんとケアマネさんは、
わたしのことを「みかさん」と呼んでくれる。

訪問看護師さんとリハビリさんは「ムスメさん」と呼んでくれる。
いや〜、はるかにわたしが年上だけれど。

もうこれは、「店長さん」とか「マネージャーさん」とかいう感覚だと思うことにした。

補聴器でお世話になっているところの担当の人は、
「お嬢さん」と呼んでくれる。
いや、これはさすがに、、、、ね笑。






いいなと思ったら応援しよう!