見出し画像

企業広報・PRにSNSを活用し効果を高めるノウハウと事例

こんにちは。新米広報のコザワが、広報やPRについて語るのは少々気が引けるのですが、これまで、Twitterを中心としたSNSに注力してきましたので、本日はベンチャー企業の広報・PRにSNSを使うメリットについて、私自身が広報担当として行動した事例とともに、書かせていただきます。

ツイトーークHRのイベント

オクシンさんがオーナーのツイトーークに参加させていただき、その派生形で、山森さんと1回目からツイトーークHRを企画し、昨日(8/15)は3回目でした。今まで、「人事の運用術」「FAN創りの方法」などをテーマに行ってきましたが、今回は、上級者編として、「採用に繋がる!本気のSNS採用術を大公開!」という内容で実施させていただきました。

画像1

◆ツイトーークHRの流れ

画像2

山森さんは、ポリシーを大事にしながら採用で活かす方法や会社の社員を巻き込む方法など、非常に分かりやすく伝えてもらいました。人事担当者は、是非とも、山森さんをフォローすべしです!

オクシンさんは、言わずもがなデータ分析の鬼。これまで、TwitterのDMアタックからの分析やツイートから応募に繋げる方法など、一同「なるほど~」の連続。Twitterの新しい手法をどんどん開発していくアイディアマンです!

DJKINOさん(きのっち)は、TikTokやYouTubeなどの動画を駆使しして採用に繋げていくスタイル。元携帯の販売員であることをから、簡単に動画の撮影から編集する方法を伝授してもらって、これは別途時間取って聞きたいぐらい有益!

どれもこれも、本当に勉強になりましたし面白かったです。ぜひ、全員フォローをしていただいて、色んなものを盗んでいただけたらと思います( *´艸`)

では、以下、ツイトーークで、私がお伝えした内容の一部を公開します。


SNSの在り方の変化

こちらは株式会社ガイアックスさんが運営されているSocial Media Labに書かれている記事。SNSのアカウントの在り方について、詳しく書かれています。コザワは非常に共感します。是非、ご一読ください。

※以下引用

人々は「安全」な情報よりも「本音」へ、表層的な「イメージ」よりも「リアル」な感触へとどんどん流れていきます。

人を動かすのは人

公式アカウントを結局オワコンなのか?
公式情報を発信するための公式アカウントはオワコンだが、人を立たせた情報発信を行う公式アカウントなら全然オワコンじゃないということ


まさに、ラストの文章は、コザワです!【個人アカウントの公式版】みたいな運用をしているので、本当におっしゃる通りです!

これまで、ビジネス上でのSNSといえば、企業の公式アカウントが多く、所謂発信は広告に近しいものでした。

画像27

ただ、これからの時代は、企業が【人】を媒介して、ユーザーに情報を届けることで、より”伝わる”ということが強くなってくると思います。だからこそ、その【人】の認知度と信頼度を上げて、その人を通じて、情報が伝播されていく。そうなると、やはり、【人】の認知こそ、重要になってきますね。

画像27

企業・社会人・学生も、それぞれの単位での認知を上げていきながら、繋がってビジネスが生まれたり、FANになっていったり、どんどんと輪が広がっていく。そうやって、「SNSを通じたエコシステムが出来上がっていく」というガイアックスさんが提唱されている概念は、本当に納得するなぁと感じています。

画像27

Twitter、Facebook、note、Instagram、TikTokなど、様々なSNSがありますが、やはり【Twitterが、ライト∧オープンに繋がることが出来る=知らない人と繋がることが出来る】という意味では、広報においても採用においても、非常に有益であることが明白ですね。

以下、ガイアックスさんが運営されているSocial Media Labです。様々な学びとなる記事が豊富に用意されていますので、是非、参考になさってくださいませー(^^)/



ブランドの確立

「広報マンたるもの、世の中の潮流やニュースなど、敏感であれ!」とよく言われます。(なかなか出来てなくて、猛省…)そして、常に、一歩先の流れを読みながら、自社や自分自身の言いたいことや世の中に必要とされている情報を出していく。

画像7

「●●と言えば、ニット」と第一想起してもらえるような状態を確立するためには、時流に乗った情報を出しつつも、何度も繰り返し発信していきつつ、段々と認知度を上げていく。その時に、FANになってもらえるような言い回しや心使いも大事。なかなか、広報マンは大変ですね。


ベンチャーこそTwitterを!

以下はあくまでも自論ですが、企業認知とSNSとの親和性です。BtoCは、分かりやすく物があるので、その製品やサービスが素晴らしければ、どんどん広がっていきますよね。なので、これは、企業アカでも問題ないかなと思います。

ただ、ベンチャー、特に、BtoBは、ぜーんぜん、認知されません…。
コザ「ニットです!」
Aさん「服屋さんですか?」
コザ「いえ、ネットベンチャーです!」
Aさん「あ、ECサイトやってるんですか?」
コザ「・・・」
みたいな会話は、1度や2度ではありません。

画像8

したがって、BtoB・ベンチャーの場合は、特に、個人アカウントで、「小澤美佳」の認知度を上げながら、FANになっていただける人たちを増やしていく、ということが大事。※余談ですが、まだ大手だとそもそもSNS禁止の企業は多いかもしれないですね…悲しいかな…。


1万迄は「コザワ=テレワーク専門家」を確立

これまでフォロワー数を増やす方法やTwitter運用のポリシーなどに関するnoteもいくつか書いています。良かったらご覧ください。

さて。1万アカウントに育つまでは、以下のような情報配分で発信をしていました。私が勤めるニットでは、テレワークを5年前から実施しており、現在、400人全員がフルリモートです。したがって、コロナの影響もあり、テレワークのノウハウを伝えていくには、今でしょ!という気持ちで、その情報を最優先で出していきました。

◆「コザワ=テレワーク専門家」を確立する情報配分

画像9
画像10

また、ブランディングの流れは、このようなものです。おそらく、この頃は、「ニット」という社名や、小澤の会社のことを知ってる人は、まずいなかったと思います。むしろ、「元リク」の印象の方が強かったかもしれません。正直、「会社」を知ってもらおうと思ってなくて、「小澤美佳」を知ってもらう、ということしか考えていませんでした。

画像11


1万超えたら「コザワ=ニット広報」へチェンジ

Twitterの師匠でもあり、人生の大先輩でもあられる松本さん。私の転機は、まさに松本さんです。

画像13

こんなやりとりがありました。

画像12

と。

何が言いたいかというと、

1万超えたら、「コザワ=ニット広報」でやっていいよということ。そんなことをやったら、フォロワーさん離れていかないかしら…と不安だったのですが、結局のところ、離れていかれることはなかったです。みなさん、ずっと変わらずフォローしてくださっていました。

◆プロフの変更

画像14

◆発信情報配分
テレワークのことも会社の情報でどんどん発信していく。そのようにして、どんどん「コザワ=ニット広報」を確立していきました。

画像15

◆「コザワ=ニット広報」の投稿

画像16


◆「ニット=多様で柔軟な働き方・組織」の投稿

画像17


◆「ニット=自律性・主体性を重んじる組織」の投稿

画像18


◆「ニットの社長・社風」の投稿
このプチバズりは、すごく嬉しかったです!社長の人柄、ニットの社風、私の入社動機…等々、140文字に込めた想いが多くの方に認知いただき、松本師匠をはじめ、松永さんや山森さんにも、共感・お褒めの言葉をいただきました!嬉しいなぁ~!

画像19

◆「ニットが社会に対してどんな貢献をしている会社か」の投稿
ニットという会社が社会に対して、どんな貢献をしているのか、ということをまとめた投稿は、2019年10月7日という「Twitterを復活させた日」に書いた時から、固定ツイを変えていません。ここは少し拘りを持っていて、まだこれ以上の言葉が見つかっていない、というのが正しいかもしれません。

画像20


noteの有効活用

私は、Twitterも大事な存在ですが、実は、noteもとても重要視していまして、「新しい働き方」の専門家として情報発信しています。(結構、血迷ってますがw)

フロー型であるTwitterは、やはり重要な情報でもどんどん流れていってしまう。だからこそ、フォロワーさんの数だけではなく、いかに動きがあって(投稿の量)、良いタイミング(投稿時間など)で投稿できるか?など、とにかく動きがあることが大事。ツイ廃になりがちになるのも、頷けます…^^;

その点、noteはストック型なので、自分の決めたタイミングで投稿し、ラインナップとして読んでいただけるため、メディア関係者の方にもこのURLを送って会話をするツールになっていたり、セミナー講師で登壇する時にどの内容で登壇しましょうか?という時のツールになっています。ちなみに、note/Twitter経由でメディアの掲載、セミナーの講演、セールスのリード化も実現しています。

◆noteのラインナップ

画像25


note⇔Twitterの連携プレー

Twitterとnoteは非常に親和性が高いと思っていまして、noteを書くより前に、Twitterで内容をいくつか露出して、どれが一番関心を持ってもらえるか、というマーケティングをした後で、noteのタイトルや構成を考えていきます。大体以下のような流れで行っています。

<note執筆までの流れ>
①テーマ出し
→【時流】と【自社が言いたいこと・言えること】を考慮して洗い出す
②テーマ決め
→①と【自社が”今”言いたいこと】を決める
③構成案検討
→目次だけ挙げておく
④Twitterでマーケティング
→同テーマでの投稿をいくつか実施する
→いいね数、コメント、RTなどから興味の具合を測る
⑤タイトル・構成案再検討
→④から、ポイントを絞る
⑥note執筆
→目次を再調整して、一気に集中して書く

例えば、「テレワークと健康」というテーマで書く場合、真ん中の「前髪が禿げました」というのが一番いいねが付いたので、noteのタイトルには、その文言を持ってきたり、Twitter内でいただいたコメントを元に、眼精疲労や姿勢のことを書いたりしました。


画像22


集客1週間で1119人集客!バーチャル世界一周旅行

◆実施の背景

元々は社内メンバーのこんな声がありました。
・夏休みにどこにも行けずに、悲しい…
・お子さんをどこも連れていってあげられない…
・家族で海外旅行って言ったら、200万…

▽▽▽

・ニットのメンバー世界33カ国にいるじゃん!
・そのメンバー繋いで、世界一周旅行やろうよ!
・せっかくなら、社内イベント→社外にも公開しちゃおう!

という訳で、急遽決まったバーチャル世界一周旅行。

◆集客ツールとスケジュール
 ・Twitter(個人アカ):7月30日
 ・Peatix:7月30日
 ・facebook(個人アカ):8月1日
 ・PRTIMES:8月1日
 ・note(個人アカ):8月2日
 ・本番:8月7日


◆フロー図

画像26

◆関西ローカル番組「せやねん!」で放送
まさかの前日に、毎日放送の方からご連絡をいただき、「せやねん!」で取り上げていただきました。本当に、広報として非常に嬉しい体験でした。


◆参加いただいた皆様の声
至らない部分も多く反省点もあるのですが、すごく温かいお言葉を頂戴して、感無量でした。

ぐっちょんさんに至っては、バーチャル世界一周旅行の後に、noteを読んでくださって、Twitterで以下のようにコメントをくださっています。もう感謝の極みです…(´;ω;`)

画像28

ちなみに、

第2弾もやります!

今度は、12カ国・15拠点を繋ぎます!!!
是非、お気軽にお越しくださいませ(^^)/



まとめ

やっぱり、ベンチャー企業のブランディングは【人】。特に、BtoBの無形商材を扱うとしたら、尚更です。【人】を介して会社の情報を発信し、ファンになっていただく輪を大きくしていくことがすごく大事だと思います。

発信で大事なのは…

画像21

▽▽▽
つまりは

画像29

これらを、会社主語ではなく、個人主語で発信し続けることこそ、ベンチャー企業のブランディングなのではなかろうか、と思っています。


ただ、SNSを長く続けるコツは、「無理をしない」「楽しむ」これに尽きます。楽しめる人が担当して、コツコツ発信していくことが大事かなと感じています。

長文読んでくださって、ありがとうございました。


いいなと思ったら応援しよう!