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【ほぼ日更新】ヴァイオレットエヴァーガーデン 4話みた【ネタバレ注意】
ほぼ日更新28日目。漫画やアニメを30分で視聴する時間を含め、なるべく1hに収まるよう、それに関する絵と記事を書く日課。
※作品に関するネタバレ含みます
作品に関する記述は以降にありますが、絵だけ見る場合はページ最下部までどうぞ。
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ヴァイオレットエヴァーガーデンのアニメ4話。
声優の石川由依さんと言えば、進撃の巨人のミカサ、ニーアオートマタの2B、そしてヴァイオレットエヴァーガーデンのヴァイオレット、という風に、どこか人間らしい感情表現を欠いたキャラクターを演じることが多い印象を受ける。一方でそのキャラクターについて共通的に受ける印象として、「話を進めていくほど人間らしい側面が感じられる」ところがあると思う。
4話は個人的には、「ヴァイオレットはどこも普通の人間と変わらない」と気付かされる転換点となった。
とりわけヴァイオレットが「人の感情というものは、複雑すぎて私には分からない」と伝えたシーンが、まったくもって他人の言葉に思えなかった。自分かって、人の気持ちを踏みにじった行動をすることがあるし、その度に人間は難しいとか言葉は難しいとか言ってきた気がする。そんな自分からすると、ヴァイオレットの言葉は全く他人事に思えず、むしろ、今までどこかヴァイオレットに遠い印象を抱いていたのが、一気に親近感を持つようになった。
アイリスの答えた「私にも正直、人の感情なんてわからない」も、自分があの場に居れば同じことを答えるだろうと思った。ヴァイオレットの「人の気持ちが分からない」度合いの高さに、どこか自分とは済む世界が違うという感触を抱いていたけれど、何のことはない、誰も人の気持ちや真意なんて正確には分からない。傷つけることも傷つけられることも、伝わることも伝わらないことも、聞き取れることも聞き取れないことも、往々にしてある。
人との接し方が極端に分からない彼女だからこそ、どこかおざなりにしてしまいがちな複雑さを持つ人間の真意について、人より外れて真摯に向き合えるのかもしれない。なんだか、だんだんと彼女に代筆でもしてほしいな、という気持ちになってきた。はじめは、どうやってこの人はこの仕事ができるようになるのかイメージがつかなかったが、なるほど、知らないからこそ真剣に向き合えると言うこともあるんだ。ということを教えられた気がする。
実際、ヴァイオレットの代筆は3話のルクリアと4話のアイリスの本意を相手へ伝えることに成功した。知らないからこそ、分からないからこそ、自分は分かっていないんだと理解しているからこそ、人よりも真剣にその深淵を覗こうとするのかもしれない。
■絵の話
アイリスを描きました。背景が多いカットを選んで大変なことになった。
アイリス模写 4h30min…最近毎日歴代の模写時間を更新してるんだけど…寝る時間なくなるんだけど……うへへえ……
2h時点。ここから目の位置や顔の首の長さ、肩の大きさとかアクセサリとか、色々加筆した気がする…。
ちょっと気付いたのが、元絵は背景の柱の正中線上から少し外したところにキャラクターの中心を配置しているということ。左肩の方が背景の支柱に覆いかぶさる形になっており、右肩が支柱から離れている。少し描いてずれたというより、綺麗にずらしている感じがする。
もしかしたら意識的に中央から話している構図なのかもなあと思った。あんまり幾何学的に中心を攻めすぎると、アニメーションやイラストとしては現実に即さなくて不自然になるもんなあ。推測だけど…
それではまた明日