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【よみがえる遺産】一番読まれたnoteと制作小話
チェーンナーさんの企画【よみがえる遺産】のバトンをサトウ・レンさんから受け取りました。
企画の内容はこちらです。
これまで書いたnoteの中でアクセス数NO.1がどれかを公表して、みんなに読んでもらおう!との趣旨だそう。
前走者だったレンさんが、なぜ私に渡そうと思ったのか?と、きっかけになったある記事について熱く熱く語ってくださり、泣けました。書き手としてこんなに幸せな瞬間はないです。
ご自身の考えやスタンスを情熱と冷静どちらも宿る眼差しで見つめられているレンさん。足元がしっかりしている印象があり、そういう方の文章は、読んでいて落ち着くんですよね。
「一番読まれたnote」として紹介されていた『しあわせの歌を口ずさむ』。拝読していると、物語を前に進める登場人物「ぼく」「祖母」どちらもに、どこかレンさん自身の姿が重なりました。
私は直接お会いした機会がないので、なんというか、彼らが持つ思考の部分…と言えばいいんだろうか。対峙する相手への誠実さと、ほんの少しの隠したい感情。滲み出る人間らしい一面にレンさんの魂がある気がして。
なぜかアメリカ勢が起きてくる日本の深夜にTwitterでよくお見かけする不思議。もうすっかり(私が)懐いてしまったので、これからもよろしくお願いします。
よみがえる遺産noteは?
【形式】
・ダッシュボードの<全期間>で一番ビューの多いnoteの画面のスクショを貼る(任意)
・一番読まれたnoteの記事をアップ(これは必須)
・感想、当時の心境、書いた動機、みなさんの言いたいことなどを書く!
・文字数は自由
タイトルに記事名を書くルールだそうですが、ごめんなさい勝手に変えちゃった。
一つの記事について自ら話す機会はなかなかないから面白いな〜。
ダッシュボード公開は任意らしいので何となく伏せるとして、アクセス数NO.1はこちらのnoteです。
米津玄師〜!!!
期間合計で13,500PVぐらい。私のnoteの中で10,000PV超えの記事は2つだけ。次点に2000PVの差をつけての優勝!
アクセスが多い要因は、ズバリ公式の「#音楽 記事まとめ」にピックしてもらい、その後おすすめに掲載されたから。
その中でも頭一つ抜けているのは、当時アルバム発売後だったのでnote外でもちょこちょこシェアしていただいた効果だと思います。
制作の振り返り
前々から考えていた「こういうものを書いてみたい」思いを実現したnoteでした。エッセイとレビューの融合。すっっっごい難産だった。楽曲の振り返りを含めると一ヶ月半ぐらいかかったはず…。
米津玄師の楽曲は「アイネクライネ 」が一番好き。聴いていると胸が苦しくてしんどい。なんちゅうもの世の中に放つんや…と衝撃的だった。だから最初はこの曲を取っ掛かりに書き進めていました。
しかし!「STRAY SHEEP」リリース前に仕上げるつもりが!あまりにもモタモタしすぎて!もう発売されてしまい!!!
そしたらアルバムはアルバムでめちゃくちゃ良い〜〜〜これは触れんわけにはいかね〜〜〜となり、全面書き直し。使わなかったピースを含めると完成形の3倍ぐらいの分量があります。
チャレンジしたこと
米津玄師しかり「STRAY SHEEP」についてはプロアマ問わずレビューがじゃんじゃか出ていたので、食傷気味になるのは明らか。そんな中、「どメジャーにどこまで自分なりに切り込めるか?」は挑戦ポイントでした。
構想として最初に立ち上がったのは、
・夏終わりの空気
・関係性の終幕
・命の儚さ
そういう「終わりゆくもの」への共通した空気感。米津玄師の曲もどこか似ていて、永久性に欠けている感じがするなぁと(それが新アルバムで覆るのですが)。
あのトーンになったのは、コロナ禍で閉塞的な状況だったり、某若手俳優の突然の訃報があったり、当たり前の日常ってひどく脆いんだな、と気付かされる日々を送っていたからです。祖父が亡くなったのも同じ季節だったし。
ただ、その哀しみを軸にするわけではなく、想いは消えるわけじゃないよね、それを支えてくれるのは何気ない瞬間だよねってことを一番伝えたかった。
ぐちゃぐちゃに感情が絡んだものを一つの形にしようとするので、音楽系のnoteは毎回すごく時間がかかります。けれど、きっとこの記事はこの時しか書けなかったと思う。
だから「いま」書き記す意味があるんだなぁと、最近レビューを楽しく感じているところです。
えへへ、たくさん読んでもらったからと、語りすぎてしまった。
バトンのお渡しする相手は
周囲でバトンをちらほら見かけているので、誰にお渡ししたらいいかな〜。よし、企画の原点に立ち返り、純粋に聞いてみたい人にしよう。
と、お声かけさせてもらったのはこちらの方です。
みんな大好き、ひな姉さん〜!!!
noteを始めた当初から、私が憧れている書き手さんです。
ひな姉さんの文章は淡々と綴っているようで、どこか温かさとかユーモアがある。読む人に圧を与えるわけじゃないのに、ほのかに大事な気付きを残してくれる。ひな姉さんにしか書けない文章、佇まい、奥行きが好きです。
印象的だったnoteはこちら。
このぐらい!バシッと短く!人の心に残るものを書いてみたい!!!
妙齢のひとりごとシリーズも大好き。
私が始めた2018年終わり頃にはすでに書いていらっしゃったので、note歴も長い(はず)。
そんなひな姉さんのアクセス数NO.1のnote、どの記事だろう?
バトンを受け取っていただいてありがとうございました。楽しみにしてます!
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