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7月に読んだ本、8月に読む本

この記事を書いていると1ヶ月ってはやいなーと感じる。

さて、7月に読んだのはこちら。

7月に読んだ本では、圧倒的に「あした死ぬ幸福の王子」が面白かった。飲茶さんの本はどれも面白い。哲学に興味を持たせてくれるきっかけになった「史上最強の哲学入門」や賛否の分かれるラストとなる「正義の教室」、「「最強!」のニーチェ入門」などなど、どれも面白いがハイデガーを題材とした今回の本もたまらなく面白かった。むちゃくちゃ難解なハイデガーをなんとなくわかった気にさせてくれるのに加え、そもそもストーリーが面白い。
ハイデガーやそもそも哲学に興味があるなしに関係なく、とにかくおすすめしたい一冊だ。

7月は芥川賞、直木賞の発表があり、当初読む予定をしていた本たちを読み終えてからまずは直木賞に選ばれたツミデミックを読んだ。
今となっては、そんな時期もあったなと感じるコロナ禍。そんなコロナ禍の独特の雰囲気というか空気に翻弄された人も多いと思うが、この作品もその様子が描かれている。この空気感、雰囲気はコロナ禍を経験しないと理解できない。
コロナ禍の様子が書かれた本を僕の娘たち(今3歳と0歳)が大きくなって読んだらどう感じるのか。

今回直木賞には選ばれなかったけど、ノミネートされていた中ですごい評判の本があったのでそちらも読んでみた。「地雷グリコ」だ。
多分ネタバレにはならないと思うけど・・・、登場人物たちは何かを賭けてゲームで戦う。そのゲームは僕たちが子どもの頃、普通に遊んでいたゲームなんだけど、そこに少しだけルールが追加されることによってより戦略性が生まれる。
この本を読んだ子どもたちが普通に遊びに取り入れても良さそうな感じ。頭使うので僕はやりたくないけど・・。
この本を読んだことで著者の過去の本も読みたくなり、「体育館の殺人」「水族館の殺人」を読んだ。地雷グリコの疾走感、読後の爽快感はあまり感じれなかったのだけど、引き続き他の作品も読みたいなと思った。

さて、今月読む本はこちら。

8月は再読月間。
kindleの本棚をざっと眺めて、なんとなく気になった本を選んだ。
いつかもう一度よみたいなという本もあるし、これどういう内容だったっけ?という新しい本に触れる感覚の本もある。

画像にはないけど、芥川賞に選ばれた「バリ山行」も読む予定。

夏はエアコンの効いた部屋で読書に耽るに限りますね。

それでは。

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