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飛んで火に入ってみた結果=ghosted

3ヶ月弱メッセージを交換した挙句、会う日に消えてしまった人が居る。彼の話している事がどこまで本当であるか多少疑問に思う事は何度もあったが、先ずは信じてみた。会う予定の日の前日に”今までの全ての会話の何割位が真実か?”と丁寧な形で聞くと、”100%”と言われた。普通に理解されにくい人か、完全な嘘つきかのどちらかだと思った。
メッセージのやり取りは楽しく、今まで認識していた自分とは違う一面にも気付かされた。
金銭面の要求は全く無かったので、彼にとっては暇つぶし、または何処まで騙し続ける事が出来るかとというゲーム(職業訓練)であったのかも知れない。逆の立場であったら、消し去る事の出来無い罪悪感のみが残ると考え、彼なりの事情があったのだと思う事にした。
“ジャケットを買いに行ってきた”、”朝早かったから昼寝してた”、”寝てしまったけれど今トイレに起きた”などの日常的な会話に、心を許していた自分がいた。”都会的でお洒落で仕事人間”と言う勝手なイメージがかなり早くから出来上がっていたので、そのギャップに、更に勝手な親近感を覚えたのかも知れない。
いつか詐欺師になる事があったら、良い手本に出来ると思った。

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