逆を行くぜ。
移転オープンしてほぼ1か月。通常の9月は暇な月なので、ワークショップやイベントをみっしり予定に入れていたものだから、通常営業と合わせてとっても忙しかった。お店がわんさかわいわいってことではなくて、ミアズは企画から実行までほぼ自分でやっているから(企画、計画、実行、事務、メールの返信、オンラインショップ、製作、etc.) ひたすら私が忙しくしているという感じ。 スタッフと共有する部門もたくさんあるけど、何かあった時には自分がなんとかする!と思っておくと、何かあった時に受け止められるから、重要なことは自分でやるようにしている。
オンラインのことも事務仕事も、全てがイマジネーションの素だと思うし、やれることをやらないのはどうも落ち着かないので、あえて人には頼まない。
でも今日は「メールの返信が来ないんですけど」とメールが来て「ふぅ〜っ」ってため息をついた。一日中ワークショップに出ていたから物理的に返信できないし、定休日でもあるのだけれど、お客さんにとっては心配なんだろうな。メールの返信のために人を雇うなんて不可能な話。自営業者の自衛方法も考えないと。
でもほとんどのお客様はおおらかに受け止めてくださるのでそっちの方を見よう。
(ほんまに忘れてることもあるのでそういう時は遠慮なくメールください 笑)
人から見たら、ゆっくりできなくて大変そうだなと思われるだろうし、自分もそう思うこともあるけれど、自分のペースで仕事するのは絵を描いているようなものなので自己実現の一環なのだ。
さっきラジオで言っていたけれど、「頭を物事を覚えるために使ってはいけない、考えるために使おう。」
うんうん!私もそう思う。「あれ知っている、これ知っている。どこどこへ行った。」という話は面白くないけど、「これについて私はどう考えてどういうふうにやっていくか?」みたいな話の方が断然面白いもんね。
「コンピューター、ロボットの出現で考えなくて良くなったのではなくて、次はそれらを使ってどう実現するか?ということを考えるのが大切。」とも。
それを聞いて、必死のパッチでオンラインショップ作ったり、オンライン会計と格闘しているのが無駄ではないのだと考えていたことの答えを言ってもらっているみたいで嬉しかった。
最初は時間がかかるけど、そのうち自分の手で思い通りに作れるようになったら、アナログに手で描くことと、パラレルな感じで面白い表現ができる。
実際文章を書くときもパソコンの方が思考の速度に合って、話す速さと同じように文が生まれていくので、感情が乗りやすい。紙と鉛筆だと、漢字がわからなくなるたびに止まってしまって、何が言いたかったか忘れてしまいそうになる。
ハイテクとアナログ、どっちもある今の時代だからこそ、面白いことができる。
まだ生きててよかった。
先日高校時代の友達が3人お店にやってきた。変わらない笑顔の40年以上ぶりの面々としゃべりっぷりに懐かしく、嬉しかった。
同級生はみんな、定年してから再雇用で働いてたり、もう引退していたりとシフトダウンしている。
私も60歳になった時は緩めようと思ったけれど、60歳で土地を見つけて61歳で家を建てて、62歳でお店を移転しちゃったものだから、「私は逆を行くぜ!」とマックスで働く方向に舵を切ることにした。みんなと一緒は面白くない。
とりあえず沖にでるまではマックスで漕いで、周りが海だけになったらゆっくりしようかな?そのうちまた島を目指して漕いだらいいしね。