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コラム:カールスルーエSCの若手ドイツ人GK
DFBポカールのベスト16、カールスルーエSC対FCアウクスブルクの試合を観た。目的はカールスルーエの若手ドイツ人GKマックス・ヴァイスのプレーを見ること。足元がうまく、大外に開いた左右のサイドバックに正確なフィードを送ることができるヴァイスのプレーは、マルク=アンドレ・テア・シュテーゲンを彷彿とさせた。▲カールスルーエのユース出身という経歴は、FCバイエルン・ミュンヘンのレジェンドGKオリヴァー・カーンと重なる。マヌエル・ノイアーの後継者にヴァイスが指名されてもおかしくないだろう。▲試合は白熱した。カールスルーエの本拠地ヴィルトパルク・シュタディオンは素晴らしい雰囲気に包まれ、なかでもカールスルーエのエースであるジョージア代表FWブドゥ・ジブジヴァーゼが躍動した。▲アウクスブルクの3バックも素晴らしかった。ケベン・シュロッターベック、ジェフリー・ハウレフェーウ、クリスラン・マツィマの3人は高い能力を発揮した。とくに若いマツィマは、フィジカル能力や足元の技術を鑑みても、遠からずプレミアリーグのクラブからお呼びがかかるだろう。試合はPK戦までもつれ込んだが、キッカー5人全員が決めたFCアウクスブルクの勝利で幕を閉じた。