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【多肉植物】ビニールハウス栽培1年生、冬と夏を経験した感想。

はじめまして、こんばんは、おかえりなさい!
みありーです。

おととし予定していたビニールハウス建設計画が一年伸び、
去年の11月下旬にやっとこ完成しました。

と、ここまでは自分のブログにも書いたのですが
ビニールハウスで育ててみた感想などまだ書いていなかったので
今回ここで書いてみようかなー、と思うのですが

タニラーさんはnoteよりYouTubeで情報収集してる方が多いと思うので
ただの記録になる気がしていますが、どなたかの目に止まってくれたら嬉しいです!

ハウスのスペック

まずは簡単にハウスがどんな感じか紹介します。
間口4.5m
奥行き12m

棚が三列で二段になっています
こんな感じです↓

冬のハウス内。寒いのでビニールを二重に張ってます

今はもっとゴチャゴチャしてます。笑

我が家は主人がビニールハウス建設の仕事をしているので、急遽必要になった部材以外は主人にお願いしました(建設も)。

ハウス、結局建てて良かったの?

早速、結局どーなん?
というところですが、

私は満足しています。

真冬と真夏は正直苦労しました、、、
多分今後3年くらいは苦労すると思います。

でも私がハウスを建てたいな、と思った理由が少しでも長く種を蒔いたり生長する期間を伸ばしたいというものだったので

その点でいうと大満足!

やっぱり冬でもお日様が出ていたら暖かくなるし、
特にメセンの生長が今までよりも早いなぁと感じました。

雨音はうるさいけれど雨の日でも作業できる喜びもあります。

ハウスを建てて大変なこと

今後ビニールの張り替えをしなければならない、などとなれば金銭面で大変にはなりますが、

今回は金銭面ではなく栽培するにあたって大変だと思ったこと、思っていることを書きたいと思います。

冬編

私の予想では冬の方が大変な思いをすると思っていました。

私の住む地域は雪も多いし気温は毎日マイナス。
特に寒い日はマイナス15℃ほどを記録することも。

日が沈んでしまえばハウス内は外気温と同じ、
いやいや!
放射冷却で外気より冷え込むこともあるよね:( ;˙꒳˙;):

という訳で、ストーブ一台買ったとはいえ
これ、ハウスの方が過酷なんじゃ、、、
と思っていました。

でもこのくらいのハウスであれば
ストーブ一台でも何とか耐えるということが分かりました。

とは言っても
ストーブをつけても本当に寒い日はマイナス0℃をキープすればいいくらいなので、
コチレドンやクラッスラ、暖かい地域の観葉植物なんかは一部ダメになってしまいました。

今年は観葉植物はきちんと家に取り込もうと思います。

エケベリアとメセンに限っていえば、
特に問題なかったのですが、今年もう一台ストーブを追加してどんな感じになるか様子を見てみたいな、とも思っています。

もし5℃くらいをキープ出来たら観葉植物もハウスに入れっぱなしに出来るしありがたいなぁ。

夏編

問題は夏です、夏!
完全に舐めていました。

ビニール越しは焼けやすくなるから気をつけな!
と言われていたのでゴールデンウィーク頃から寒冷紗と遮光ネットを場所ごとに使い分けて遮光を始めたのですが、
梅雨が来たら寒冷紗や遮光ネットは付けたり外したりしたいからと
内側から張っていたので
ビニールと寒冷紗(遮光ネット)の間に熱風が溜まってハウス内の気温がえらいことに、、、

換気の窓を付けたら良かったのか、
遮光ネットを外から張るべきか
悩みつつ8月に突入してしまったので
今年はもうこのままにしようかな。

来年は梅雨が明けたらすぐ外に張って足りなかったら内側に張ろうかな
本来はそうする方がほとんどだと思うのですが
何だかタイミングを逃してしまいました、、、

熱風が溜まるもんだから扇風機を回しても熱風を回している感じで
逆に良くないんじゃないかと思って
換気扇みたいに熱い空気が出るよう外向きに扇風機を回してみたり
試行錯誤していましたが、

先輩方から見たら
私かなり滑稽なんだろうなぁ
なんて思ったりもしています(・・;)

1番の大失敗はイベント出店で1日家を空けた日に
一部遮光ネットを捲り上げたままになっていて
ハウス内が56℃にもなってしまったこと

一番左のグラフの線が恐ろしいことに

イベントから帰ってきて絶望しました

煮えてしまったパープルヘイズ

一部分だったので、ほとんどの苗は無事でしたが
直射日光が当たってしまっていたパープルヘイズはこんなことに。

エケベリアも葉が焼けてしまったものがいくつか。

ハウス栽培で一番怖いのってこれかー!

と身をもって知ることができました。

早めに気づけて良かったと思うしかないですね。

ハウス栽培でもそうでなくても「風は大事」ということ

これも絶対に書いておきたいと思ってたこと。

「冬編」にて
冬は意外と楽勝だったよ〜(そこまで言ってない)
なんて言ってた私ですが
冬もしっかり失敗してます。

とある冬の昼間、
私はこんな風に考えてしまいました。

「昼間もストーブ付けてたら育つんじゃない!?」

普段は冬でも昼間はハウスのビニールを開けていた私でしたが
そんな邪な思いでビニールを閉め切りストーブに火をつけました。

この時に扇風機を回していたらまだ良かったのかもしれませんが

わざわざ蒸し蒸しした環境を作ってしまい
エケベリアにホワホワのカビが´д` ;

まだエケベリアを育て始めた頃
寒いとかわいそうだと思い暖かい部屋にエケベリアを招き入れホワホワのカビを発生させた
あの時と同じことをしてしまっていたんです。

可愛くも見えるほどのホワホワを見つめ

「そりゃそうだよなー」

と1人呟いたあの日の出来事をきっと私は忘れられないでしょう。

寒い時は無理に暖かくしない
(特に無風なんてもってのほか!!)

ということを改めて学びました。

梅雨もなるべく湿度を上げたくなくてビニールを閉めたり開けたりしていました。

締め切って扇風機を回してもやはり自然の風には勝てないんじゃないかと思いました。

雨が降っていて気温も低い時には締め切って扇風機でも良いかもしれませんが

晴れているならばビニールは開けていた方が満遍なく風が通っている気がするので

湿度を気にするよりも風を通すことを意識した方が良いんだろうな、と思いました。

私はこの失敗でエケベリアの収穫待ちの花芽をカビるんるんにさせました。

カビが生えてしまうと扇風機を回すのが怖くなるので花芽は早めに収穫して風通し良くしておかないといけないと学びました。

花芽に関しては毎年
「まだ大丈夫〜梅雨までに収穫するから、、、」

と先延ばしにして結局梅雨になっていくつかはカビるんるんにさせてしまうので気をつけないと、、、

夏は暑すぎてビニールを開けていないと命に関わるので、
閉め切っての失敗はいまのところないです。

ハウスを建てるまで湿度はあまり気にしていませんでしたが、
気温よりも湿度に敏感になりました。

梅雨が明けて真夏だというのに
昼間も50%近く湿度があったりすると
恐ろしくなってきます。

腰水管理の実生苗があるので近くに温湿度計があれば若干湿度が上がってしまうのは仕方ないですけれども

それにしても今までの夏ってこんなに湿気があったかなぁ、と毎日思います。

体感でも今年の夏はやけに湿度が高い気がしています。
夜に愛犬のお散歩に出た時に特に今までの夏と違うよなーって思うんですよね。

長々と書いてしまいましたが

私のように自己流?でなくきちんと先輩方に倣って遮光ネットを張ったり

冬でも生長させたろ!
なんてよくばらなければ

ハウスは結構良いと思います!

あと忘れてしまいましたが、
水やりを怠ると枯れやすくなることは書いておかないといけないかもしれません。

お水やり忘れてたけど雨が掛かったからシャキッとした!

なんてことはないので
お水やりを雨に任せてしまう癖がついてしまっているとからしてしまうかも。
夏はめちゃくちゃ土が乾くのが早いのでセダムの管理が大変ですー!

ハウスを建てたいというお話をよく聞きます。

ハウスを建てて自分の理想の栽培環境を作れるかどうかは
その方のライフスタイルにもよるかなーと思います。

コツを掴むまではつきっきりになってしまう気がします。
細けぇこたぁー気にしねー!
な私でも結構付きっきりです。笑

インスタや何かで久しぶりにハウスに行ったなどと書いてあると
(数日振り、程度だとは思うのですが)

本当にビックリします。

私なんかはすぐ庭先ですぐに行ける距離だから行ってしまう

というのもあると思うのですが、

もうハウス栽培に慣れてしまえばそんなことも可能で、何年もやっていれば私もそうなるのかもしれませんが

私の小さいハウスではやはり温度は上がりやすいので
そのあたりでの放置可能レベル?も違うのだと思います。

決して安い買い物ではないですが、
失敗を恐れず、向上心がある方は
チャレンジしても良いと思います。

少なくとも初心者だから、とかそういう理由で諦める必要はないかなーと。
(飽き性の方は早まらないで!笑)

結局私もハウス栽培になってから初めて真剣に多肉植物を育てよう!って思い始めたあの時と同じ気持ち!
超初心者!

全然違う地域に引っ越して多肉を育て始めるのとあまり変わらないのかも。

そんな感じ!

ハウス栽培の事はまだ教えられるような事はないけれど、
自分のためにも失敗談があれば今後も記録しておこうと思います^_^

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