
ロックダウン中のロサンゼルスより、緊急事態発令後の日本へ。 Vol.2 DVについて
ふと思う事があり、引き続き第二弾。
先日、自宅待機生活が続く中でDV(ドメスティックバイオレンス)や虐待のケースが増えているという記事を読んだ。
精神的、肉体的な閉塞感の続く中での生活と、経済的な不安などのストレスから、イライラのはけ口が暴力という形をとって現れてしまいやすいそうだ。
私は「被害者」という言葉を使う事をあまり好きじゃないので、ここではSurviver(サバイバー)という言葉を使わせてもらいたいと思う。
DVや虐待のケースには、未だに『やられる方にも原因があったのだろう』『なぜ逃げなかったのか』『そんな相手を選ぶ方も悪い』など、死ぬほど辛い経験をした本人の傷口に塩をずりずりこれでもかとすりこむような、Social Stigma(ソーシャル・スティグマ 社会的に不名誉であったり、汚点として見られる事)が存在している。一刻も早くそんな壁なくなればいいと思う。
そんな中で、『恥』と『名誉』を重んじる文化の日本で育ったDVサバイバー(男女共)の中には、そういう経験をした自分を責める事で終わらせようと必死に耐えて、声をあげない人達も多いのではないだろうか。
これを読んでくれている、
「自分さえ我慢すればいずれおさまる」
と、声を殺しているあなた。
声をあげるのが悪い事のような気がしているあなた。
「助けて」っていうの、怖いの分かります。
「困ってる」って言いにくいのも分かります。
でも、
どうか我慢しないで下さい。
もしあなたが、パートナーや家族の誰かから、傷付けられていて
この巣ごもりの中、外に出ることもできず助けも呼べず、ずっとその相手と過ごしているなら
まず身の安全を確保して
なんとかどうにかして 安全な所にいって下さい。
そしてどんな形でも 周りの人に助けを求めて下さい。
『困っている』と伝えて下さい。
お願いします。
周りの人も コロナウィルスは怖いけれども
ちょっと周りを見渡してみて
もしも困っている人がいたら
気付いてあげて下さい。
お願いします。
NPO法人 全国女性シェルターネット
All Japan Women's Shelter Network
こちらの最後のページに、支援に取り組む医療機関・支援団体リストが掲載されていました。参考までに掲載させていただきます。↓
今日も安全で心おだやかな一日を過ごせますように。
いいなと思ったら応援しよう!
