Mの日記
ペットに日記をつけさせるのは夢の一つだった。
毎日何の予定があり、どこにいるかを管理するだけではなく、
何を考え、どう変化し、何を欲しているのかを知りたい。
手書きの文字からは色々なことが伝わってくる。
だから日記を書く習慣を付けさせた。
Mはその日私と話したことを、
日記に書いてその写真を撮って送ってくる。
わたしの求めていた主従関係が少しずつ形になっていく。
形にして初めて、
あぁこういう感情なのかと気が付く。
会って、ご飯を食べて、プレイをして、
彼が痛みに叫ぶの聞いて私が笑う。
そういう私たちにとっての日常を、
きっと私は一生忘れないし
彼らにも一生忘れて欲しくないといつも願っている