もうSMを初めて10年以上経つけれど、 自分が性的少数派だと認められるようになったのはごく最近だ。 これを読んでいるあなたも、 似たような記事を書いているあなたも、 きっと心の中では「自分はまだ普通だ」と思っているんじゃないだろうか。 少なくとも私は、20代前半にSMクラブに通っていた時も、 セックスしている相手の首を絞めていた時も、 自分が普通ではないなんて本気で思ったことはなかった。 普通ってそもそも何なんだとか、 そういう詰まらない話をするつもりはない。 街中を
noteを読んで興味のあるマゾと、 繋がってみるのも面白いかもなと思った。 まずはメッセージから。 必ず会うかは分からないし、その先でプレイするかも分からない。 この記事も気まぐれで消すかもしれない。 相性が良さそうだったら会いましょう。 【条件】 ・会う前に顔写真を送れる人 ・約束を守れる人 ・自分がマゾだという自覚がある人 趣味なので、こちらから金銭の請求をすることはありません。 飲食代等、一緒にいる時にかかった費用だけ負担してね。 kakaoのIDを載せてお
2人目にしていたTと、さよならをすることにした。 実は彼にお別れを言うのはこれで二回目だ。 一度目は彼がもう一度チャンスが欲しいと 縋ってきたので関係を再構築させたけど、 もう今回は本当にこれで終わり。 本当はきちんと話し合って終わらせたかったけど 会ってしまったらまた色々と許してしまいそうで 会わずにお別れだけ伝えることにした。 ぽっかり胸に穴が空いたような気がする。 主従関係がどういうものなのか、 あなたと私がどういう関係性なのか それは世の中ではなく私が決めた
いつも驚くこと、 わたしがやってみたい、と思うようなプレイには 大抵誰かが名前を付けているということ。 マゾと話していると、 AVや何かを見て「これと同じことをしたい」と そう思うようになったことが始まりだった、という話をよく聞く。 でも私はそうじゃなかった。 SMのことを何も知らなかったときから、 なぜか人のことを叩きたかったし、首を絞めたかったし、縛りたかった。 首輪をつけて部屋に放置したい、 そして私の帰りだけを待つようなペットが欲しいという欲求は もう高校生
Mが10日間の海外旅行から帰ってきた。 迎えに来させた車に乗り込むとすぐに、Mは私に抱き着いてきた。 そして旅先であったこと、嬉しかったこと、会った友達について詳しく報告をしてきた。 とても楽しい旅行だったみたい。 Mは浮き沈みがとても激しいけれど、今日はいつも以上に元気だった。 ご飯を食べるには少し早かったので、 まずMの家に向かった。 いや、別に早い時間では無かったな。 それよりも早くプレイをしたかったんだと思う、お互いに。 家に着いてソファに座って、まず彼は私
これは8月に書いていた日記。 私が咀嚼プレイをしようと思った経緯が書いてあったので、ここにも残しておくことにした。 少し前仕事がひと段落着いたということで、久しぶりにTと会った。 取っていた新宿のヒルトンで合流して、少しホテルの中のレストランでコーヒーを飲んでからお部屋に向かう。 今日は新しくやりたかったことがある。 拘束と食事のプレイ。 拘束は今まで物理的にはして来なかったから、するのは初めて。 少し嫌がっていたけど、そこまで本気ではなさそうだったから後ろで縛る
恐らく私は東京を離れるだろう。 また戻ってくることになるとは思うけど、 それがいつになるかは分からない。 いつだって自分がどうしたいのか、それは自分で決めなければいけない。 他者の決定に従うのは簡単だけれど、 決断するのを恐れて逃げるのは支配者のすることではないから。 ドミナントである以上関係性には責任を持たなければ。 きっとそれが主従関係だから。 3人のペットのうち、ひとりめのHとさんにんめのMには まだ私が居なくなるかもしれないということを言えていない。 愛され
3日前に会った時、 迷ったけれど「私はもしかしたら東京を離れるかもしれないよ」と 初めてTに伝えてみた。 そう、私は東京を、というか日本を少しの間離れるかもしれない。 そしてそれをまだ三人には伝えていなかった。 「会いに行きます」とTは言っていたけれど、ただでさえ忙しいのに彼が来れるとは思えない。 だから「これからこの関係をどうしたいか、考えておいてね」と伝えた。 自分で何かを決めることがあまり得意ではないTに、この結論が出せるとは思えないけれど。 それでも、 今こう
Mがもうすぐ誕生日だと言うので何をしたいのか聞いたら、 休みを取るから一日一緒に遠出をしたいと言われた。 そこで、山中湖に別荘を借りて、 時間をかけてじっくりとプレイをする一日を過ごすことにした。 この日のために、Mにはオナニーをしないよう命令し、貞操帯をつけさせていた。 これから射精は全て管理したいな。 朝早くに出発し、昼前に別荘に入った。 まずMが自分で持ってきた玩具を広げて何で遊べるかを考える。 彼はペット皿や新しい首輪、乗馬鞭、手枷足枷などを知らないうちに購入し
彼を初めて脱がしたこの日のことは、 きっと忘れないと思う。 今日はその日について書きたい。 2度目のご飯、Hは三軒茶屋の和食の個室を取っていた。 私の誕生日が近いのを知って、 素敵なボールペンをプレゼントしてくれた。 まだ二度目だと言うのにこんな風にプレゼントくれるんだと少し驚いた。 静かなその個室で食事をしながら、 もう一度彼の性癖について話した。 「わたしとプレイをしてみたい?」 と聞いたら意外にもすぐには頷かず、 暫く考えてから 「してみたいけど、嫌われた
男の子を飼っていたことは今までもあった。 でもどれも、彼らの方が「犬にしてください」と懇願するので、何となく近くに置いていただけだった。 長期の関係性を築ける相手を探し始めたのは今回が初めて。 そんな私が、初めて自分でペットにしようと決めて主従関係を結んだ相手、それがHだった。 初めて会った時の彼はあまりにも緊張していて ずっと腕を組んで外さず、食事もあまり手をつけなかった。 緊張と見栄が混ざりあって少し高圧的で、 本当にマゾなのかなと途中で忘れてしまうくらい。
大変なことになった。 夜のメッセージのやり取りが少し変な感じだったので大丈夫か聞いたら、泣きながら電話がかかってきた。 前々から精神状態に揺らぎがあるのは知っていて、特に夜になるとそれが顕著になるとは思っていたけど。 こんなに酷かったことは初めてだ。 「今どこにいるの」と言ったら 「道路に寝ています」と言われた。 とにかく安全なところに移動するように言って、 暫く話をした。 話をよく聞くと、きっかけは私みたいだった。 私がこの前話した、Mが人に心を開いていないよ
ペットとの関係性を深めるには、 どういう形であれ一度何かを乗り越えなければならない。 Mは特にそれが難しそうだと最初から感じていた。 仕事終わりに迎えに来てもらってご飯に行くことにした。 突然の雷雨でMの服がびしょ濡れだったので、 まず彼の家に戻ってシャワーを浴びさせて、 それから出かけることに。 綺麗になったMを少しだけ脱がせて遊んだけど、 それはまた別に書くことにする。 今日はご飯を食べながら、Mと大事な話をした。 彼が誰にも心を開いていないように見えることに
なくてはならない存在にするには時間がかかる。 お互いが日常の中にその存在を取り込んで、 たった一瞬の関係性ではなく 人生の中で大切だったと言い切れる、 自分の分身のような関係性にするには。 ペットたちには 決して主人が自分のことを嫌いにはならないと この人だけは裏切らないという 確信を持っていて欲しい。 その安心感の上で我儘を言って欲しいし 全てを委ねて私に支配されて欲しい。 私は心からペットたちを大切に思っていて、 彼らの幸せを望んでいる、 そのことを理解して自分は
既にペットにした二人と比べてMはかなり経験が豊富なようだった。 昔入れ込んでいた女王様がいたみたい。 夜遅くに迎えに来させて、そのままMの家に行くことにした。 初めて行く家。 アナル開発を熱心にやっていたみたいだったので、持っているおもちゃを一通り見せてもらった。 どこに売っているのよ、というような大きなディルドがたくさん出てきて、あぁわたしもこれを入れてみたいなと思った。 少しお話しした後、ベッドルームに移動して、全て服を脱がせた。 普段、ファーストプレイの時はサブが
6年ぶりに行ったデパチでMとは会った。 イベントなんて暫く行っていなかったのに、 友達が行ってみたいというから久しぶりに行ったデパチ。 私はボンテージを着ていたから話しかけられることも多くて、観光目的できている人とは話したくなかったから避けていたんだけど 彼はブーメランパンツだけで立っていたから、「こっちの人かな」と思ってちゃんと話してみることにした。 その前に、ユリイカの話をしなきゃいけない。 5年くらい前に好きだったカミングアウトサロンのユリイカが、今年の8月で閉ま