からまり
ちょっとしたことを
むずかしく考えてしまう
気にしてしまう
そして糸がからまる
うわーってなる
そうゆうふうな繰り返しで
足取りはおぼつかず
少し歩けば布団にダイブみたいな感じで
わたしの人生は一向に進まない
絡め取られているだけかもしれなくて
わたしは棒で
棒は棒でしかなく
わたしという個体ではなく
部品としての価値にマッチするか
そういう評価のされ方をする
つまり棒ルートなのだ
わたしがいるのは
乗っているベルトコンベアは
棒としてのっぺらぼうに
わたしが泣くほどおかしくなるほど家族は安心みたい
長く属するほどに不安定になるのに
輪郭を破壊するみたいに自傷して
転がっていく
ベルトコンベアの上を
表情をなくしただるまが
それがただののし棒になって
赤く染まっていく
わたしは人に戻りたい
そう思って泣くのだ
親は私が醜くなっていくことに関心を持たない
見えてないのかもしれない
そうゆうものだと思っているのかもしれない
自傷が止まらない