3人ぼっちの夜に

画像1 小学生のころ、夏休みに家族で海の近くでキャンプをした。中々自分だけ寝つけなくて、テントをそっと開けて外を見ると暗い海に波が静かに寄せては引いて月がかすかに浮かぶだけ。海が荒れてテントを波がどこかに連れていってしまわないだろうか、ちゃんと明日帰れるだろうかと不安になりながら、目を閉じて横になる。そんな心もとない気持ちの幻灯。